国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

インカ帝国再考:「帝国」概念の解体と帝国像の受容過程に関する研究

共同研究 代表者 関雄二

研究プロジェクト一覧

目的

本研究の目的は、南米アンデス地帯に15世紀から16世紀前半にかけて登場したインカという政体を対象に、帝国という概念と実体を再検証することである。インカを帝国とみなしたのは征服者スペイン人であり、その背景にローマ帝国のイメージがあったことは近年の歴史研究で明らかになっている。こうしたヨーロッパ史観は、その後のインカ、先インカ研究における解釈の大枠を与えてきたことは事実であるので、改めて、考古学、歴史学、民族学のデータから帝国概念を解体する作業を行う。この際に、近年展開されてきた世界各地の帝国論と突き合わせながらインカの政体あるいはインカ社会そのものの実体がどのようなものであったかを考察していく。

近年、米国の政治・経済・軍事的拡張戦略、あるいはグローバル化を視野においた帝国論が隆盛を極め、その流れとして帝国の盛衰を扱った比較帝国論が歴史学、考古学の分野でも目立つようになってきた。こうした近年の研究では、帝国の定義を行うことに力を注ぐことよりも、比較の視座を持ちながら、帝国と呼ばれてきた複合社会の歴史的な発展過程を個別に追究することの重要性が指摘されている。本研究で扱うアンデス地域の場合、こうした個別事例に基づく帝国概念の解体作業は、一部の歴史研究以外ではいまだに手をつけられていない状況にある。その意味で帝国研究に対して、アンデスのケースを提示できる意義は大きい。しかし、それ以上に、歴史や考古学といった個別分野で扱われてきたテーマを現代文化人類学の射程まで引き入れ、広域に、しかも学際的に取り組む研究姿勢は、帝国研究、あるいはアンデス研究にとっても新しい試みと言えよう。

研究成果

16~17世紀のヨーロッパにおける帝国観を探る作業は困難を極めた。ローマ帝国研究史の立場からは、ヨーロッパ全般におけるローマのイメージは、帝政よりも共和制のイメージが強い点が指摘された反面、イベリア半島においては、帝国のイメージがレコンキスタ運動の最中で使用され、あるいはその後に成立する神聖ローマ帝国の政治的中枢部にいた政治家や文化人等が、頻繁に利用していた点も明らかになった。こうしたヨーロッパの状況下で、クロニスタ(記録者)が生まれ、クロニスタ同士の交流や、記録の借用を通して、クロニカが誕生するという複雑な過程についても、代表的な人物に焦点をあてて検討が加えられた。

一方で、歴史文書を利用した研究ながら、分野横断的に影響力を持ったのは、ジョン・ムラの「垂直統御論」である。研究会では、今日のインカ論が、この経済面に力点を置く「垂直統御論」の呪縛から解き放たれていない点が明らかになった。こうした経済重視モデル、あるいはインカ帝国像で強調されるイデオロギー面に偏った解釈モデルに依存するだけでは、インカの権力構造に迫ることは難しく、総合的視点の必要性が確認された。

このほか、歴史学や美術史の視点からは、植民地時代、先住民社会がインカのイメージをどのように受入れ、解釈し、現実の場面で流用していったかを検討した。さらにイメージの形成過程については、現代社会にも目を向けた。具体的には、都市に流入した先住民系のチョロと呼ばれる人々の間で、インカ・イメージが近年、積極的に流用されている点について、インディヘニスモ(インディオ擁護主義)を推進する政治、あるいは南米全体に見られるナショナリズムと連動していることを確認した。

2006年度

本年度は、先スペイン期の政体がどのように把握され、それが帝国の概念と以下に結びつけられたのか、またそれがヨーロッパ、あるいはアンデス地域で歴史的に形成されてきた帝国観とどのような関係にあるのかを引き続き追究する。具体的にはこれまでにアンデス地域を舞台に構築されてきた「社会主義的」「全体主義的」「互酬・再分配の」「象徴分類型の」といった概念を検証するとともに、アンデス地域以外の諸帝国の実体、そのイメージの形成過程を探究する作業と並行して行う。また、現在にまで視点を広げ、社会科学分野の帝国論を検討するため、必要に応じてゲストスピーカーを招く。

また実体としてのインカに焦点をあて、ヨーロッパ人に帝国イメージを与えたインカの特徴を抽出する作業を行う。この過程で、ギアーツの劇場国家、タンバイアの銀河系的政体、あるいはアフリカの分節国家などが分析モデルとして検討される。と同時に、植民地から現在にいたるアンデス社会で繰り返し生起するインカ現象の形成過程と既述のインカ的特徴なるものの相互関係の有無を検証していく。いわば通常いわれるアンデス伝統なるものが存在するのか、どのように形成されていくのかを追究することになる。

【館内研究員】 八杉佳穂
【館外研究員】 青柳正規、網野徹哉、井口欣也、大平秀一、大貫良夫、岡田裕成、加藤隆浩、加藤泰建、木村秀雄、熊井茂行、坂井正人、佐々木直美、染田秀藤、高橋均、徳江佐和子、友枝啓泰、藤井希伊、藤井龍彦、古谷嘉章、細谷広美、渡部森哉

共同研究会関連記事『読売新聞』2007年3月30日[PDF:210KB]

 

研究会
2006年6月17日(土)13:30~(第6セミナー室)
関雄二「共同研究会の成果刊行について」
大平秀一「遺跡からみるインカ像 ― トメバンバ西方の事例より」
2006年4月23日(日)10:00~(第6セミナー室)
南川高志「近代ヨーロッパにおけるローマ史研究とローマ帝国像」
2006年11月11日(土)13:30~(大演習室)
宮崎和夫「16世紀スペインの帝国概念」
網野徹哉「植民地期インカについての一考察」
2007年1月27日(土)13:30~(第6セミナー室)
佐々木直美「現代民衆にとってインカとは何か?:インカ表象の政治性」
細谷広美「インカ表象と間テクスト性 ─ 歴史、記憶、イデオロギー」
2007年2月17日(土)13:30~(第6セミナー室)
蝦名大助「アンデス地域の言語分布と歴史:ケチュア諸語とアイマラ語」(仮題)
染田秀藤「クロニスタの鎖と「帝国」形成」
研究成果

本年度は、当初から懸案としていた、歴史文書の作者を育んだヨーロッパやイベリア半島の状況に焦点をあてた。インカを征服し、植民地社会を築いた16世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパにおいて、古代ローマ帝国と神聖ローマ帝国という二つの帝国概念がどのように浸透していたかに焦点をあて、討議を行った。その結果、ヨーロッパ全般におけるローマのイメージは、帝政よりも共和制のイメージが強い反面、イベリア半島においては、帝国のイメージがレコンキスタ運動の最中で使用され、あるいはその後に成立する神聖ローマ帝国の政治的中枢部にいた政治家や文化人等が、頻繁に流用していた点がわかってきた。こうしたヨーロッパの状況下で、クロニスタ(年代記作者)らが誕生し、クロニスタ同士の交流や、記録の借用を通して、クロニカが誕生するというじつに複雑な過程が見えてきた。

また、本年度は、現代社会にも目を向け、地方の先住民コミュニティーばかりでなく、都市に流入した先住民系のチョロと呼ばれる人々の間で、インカ・イメージが近年、積極的に流用されていることがわかってきた。

2005年度

【館内研究員】 八杉佳穂
【館外研究員】 青柳正規、網野徹哉、井口欣也、大平秀一、大貫良夫、岡田裕成、加藤隆浩、加藤泰建、木村秀雄、熊井茂行、坂井正人、佐々木直美、染田秀藤、高橋均、徳江佐和子、友枝啓泰、藤井希伊、藤井龍彦、古谷嘉章、細谷広美、渡部森哉
研究会
2005年4月23日(土)13:30~(第6セミナー室)
関雄二「今年度の研究計画」
佐藤吉文「資源をめぐる相克の解消と垂直統御」
木村秀雄「インカ経済論の再検討」
2005年7月2日(土)13:30~(第4セミナー室) / 3日(日)10:00~(第2演習室)
Luis Millones "Escondiendo la muerte: Deceso y entierro de Atahualpa y Hernando de Soto"
Hiroyasu Tomoeda "Un pderozo espectacular: El estado Inca visito desde un rincon de las punas."
全員「今後の研究計画」
2005年11月26日(土)13:30~(第1演習室)
関雄二「今後の研究計画」
徳江佐和子「クスコ県、ウルピカンチャ遺跡発掘調査報告」
渡辺森哉「インカの地方支配 ─ ペルー北高地の事例 ─」
2006年1月28日(土)13:30~(大演習室)
藤井希伊「『インカ史総説』にみるタワンティンスーユ像」
岡田裕成「カラブコ(ボリビア)の聖堂壁画 18世紀先住民首長の美術パトロネイジとインカ表象」
2006年2月18日(土)13:30~(第6セミナー室)
稲本健二「セルバンテスの生涯と作品におけるインディアスのイメージ」
全員「総合討論」
研究成果

本年度は、まずインカ帝国、とくにその経済面に関して、ジョン・ムラの「垂直統御論」を再検討し、今日のインカ論が、この「垂直統御論」の呪縛から解き放たれていない点を明らかにした。さらに、これに代わりうるモデルとして、C・ギアーツの「劇場国家論」をとりあげ、ゲストスピーカーとともに検討を加えた。しかしいずれにしても、経済重視、あるいはイデオロギー重視のモデルでは、インカの権力構造に迫ることは難しく、総合的視点の必要性が確認された。このほか、歴史学や美術史を通して、先住民社会がインカをどのように受入れ、解釈していったかを表象のレベルで検討した。最後に、本年度重視しようと考えていた、ヨーロッパにおける帝国像の形成という点を、インカ帝国を記述した作家達と同時代に生きたセルバンテスの作品を通じて検討を試みた。著名ではあるが、保守的な立場をとるセルバンテスは、異常なまでに富に関心を寄せるスペイン王室をはじめとする、アメリカ大陸の征服者に対して無関心を装っており、彼の作品が帝国像の形成に貢献したとは言い難いことが判明した。しかし、同時代に生きた世俗的劇作家の場合、アメリカ大陸を題材にし、広く普及した作品もあることから、この点に焦点をあてた研究を進める必要性を確認した。

共同研究会に関連した公表実績
Fujii, Tatsuhiko
2006 "El arte poplar y la fuerza de la creatividad", En Millyones y Kato (eds.) Desde el exterior: El Peru y sus estudiosos (Tercer Congreso Internacional de Peruanistas. Nagoya, 2005), pp.15-34, Fondo Editorial de la Facultad de Ciencias Sociales / UNMSM, Peru.
細谷広美
2006 「ケチュア語を話す人々」、『月刊言語』35(4)、pp.96-99、大修館書店。
Kato, Takahiro
2005 "La muerte y el hogar en la creencia popular". En Millyones y Kato (eds.) Desde el exterior: El Peru y sus estudiosos (Tercer Congreso Internacional de Peruanistas. Nagoya, 2005), pp.71-98, Fondo Editorial de la Facultad de Ciencias Sociales / UNMSM, Peru.
Kimura, Hideo
2006 "articulaciones complicadas: haciendas y comunidades campesinas de Cuzco". En Millyones y Kato (eds.) Desde el exterior: El Peru y sus estudiosos (Tercer Congreso Internacional de Peruanistas. Nagoya, 2005), pp.99-120, Fondo Editorial de la Facultad de Ciencias Sociales / UNMSM, Peru.
熊井茂行・徳江佐和子
2006 「インカ国家についての広域遺跡調査(2003年、2004年)報告」、『カルチュール』3号、pp.122-138、明治学院大学教養教育センター付属研究所。
Martinez Fiestas, Juan Jose y Masato Sakai
2005 Informe de la Investigacion Arqueologica en El Templete de Limoncarro durante el Ano 2005. Informe presentado a Instituto Nacional de Cultura, Peru
Millones y, Luis y Takahiro Kato (eds.)
2006 Desde el exterior: El Peru y sus estudiosos (Tercer Congreso Internacional de Peruanistas. Nagoya, 2005). Fondo Editorial de la Facultad de Ciencias Sociales / UNMSM, Peru.
Odaira, Shuichi
2005 "Expansion Inca al Oeste de Tomebamba: Nuevos Datos Arqueologicos entre la Sierra y la Costa Ecuatoriana". XAMA, Publicacion de la Unidad de Antropologia, vol.15-18, pp.61-72, Instituto de Ciencias Humanas, Sociales y Ambientales, Mendoza.
大平秀一
2005a「インカ国家における人間の犠牲:ポルボラ・バハ遺跡の墓をめぐって」、貞末堯司編『マヤとインカ:王権の成立と展開』、279-298頁、同成社。
2005b「インカ国家の行政センター・エクアドル・ソレダー遺跡の発掘調査(第2次)」、『古代アメリカ』第8号、31-39頁。
Onuki, Yoshio
2006 "Las excavacion arqueologicas y la restauracion del monumento en Kuntur Wasi, en Cajamarca: el patrimonio y la sociedad". En Millyones y Kato (eds.) Desde el exterior: El Peru y sus estudiosos (Tercer Congreso Internacional de Peruanistas. Nagoya, 2005), pp.121-146, Fondo Editorial de la Facultad de Ciencias Sociales / UNMSM, Peru.
坂井正人
2005 「アンデスの地上絵の変貌:身体と空間をめぐって」pp.253-264、『マヤとインカ:王権の成立と展開』貞末堯司編 同成社。
関雄二
2005 『アンデス 権力の考古学』(学術選書006、シリーズ:諸文明の起源12)、京都大学学術出版会。
関雄二・青山和夫
2005 『岩波 アメリカ大陸古代文明事典』、岩波書店。
Seki, Yuji y Minoru Yoneda
2006 "Cambios de manejo del poder en el formativo: desde el analisis de la dieta alimenticia". Perpectivas Latinoamericanas, Numero 2, Ano 2005, pp.110-131, Centro de Estudios Lainoamericanos, Universidad Nanzan, Nagoya, Japon.
Tomoeda, Hiroyasu
2005 "Un poderoso Espectaculo: El Estado Inca Visto Desde un Rincon de las Punas". Perspectivas Latinoamericas, Numero 1 Ano 2004, pp.174-192, Centro de Estudios Latinoamericanos, Universidad Nanzan, Nagoya, Japon.
2006 " Inkarri en La Habana: discurso indigenista en torno a un mito indigena". En Millyones y Kato (eds.) Desde el exterior: El Peru y sus estudiosos (Tercer Congreso Internacional de Peruanistas. Nagoya, 2005), pp.167-190, Fondo Editorial de la Facultad de Ciencias Sociales / UNMSM, Peru.
渡部森哉
2005a「カハマルカ文化再考」、貞末堯司編『マヤとインカ-王権の成立と展開-』、237-251頁、同成社。
2005b「ペルー北部高地、タンタリカ遺跡第三次発掘調査-2004年-」、『古代アメリカ』第8号、51-70頁。

2004年度

【館内研究員】 八杉佳穂
【館外研究員】 青柳正規、網野徹哉、井口欣也、大平秀一、大貫良夫、岡田裕成、加藤隆浩、加藤泰建、木村秀雄、熊井茂行、坂井正人、佐々木直美、染田秀藤、高橋均、徳江佐和子、友枝啓泰、藤井龍彦、古谷嘉章、細谷広美、渡部森哉
研究会
2004年11月13日(土)13:00~(第6セミナー室)
関雄二「研究会趣旨」
全員「本年度研究計画」
熊井茂行「インカ帝国はどのようにつくられたか ─ 「インカ帝国」の名称と「インカ帝国」像」
2004年12月26日(日)13:30~(第6セミナー室)
渡部森哉「考古学データから再構成するインカ帝国」
徳江佐知子「考古学資料から見た、インカ国家の地方支配の多様性 ─ インカ遺跡広域調査より ─」
2005年1月30日(日)13:30~(第6セミナー室)
Wifredo Kapsoli Escudero「Memoria colectiva de la captura de Inca Atahualpa」
「考古学的に見た文明形成過程の研究」
2005年3月3日(木)15:00~(山形大学人文学部)
関雄二「趣旨説明」
坂井正人「人工衛星画像に基づくナスカの地上絵の分析」
西沢弘恵、坂井正人「クントゥル・ワシ遺跡出土石器の分析」
2005年3月4日(金)10:00~(山形大学人文学部)
加藤泰建「クントゥル・ワシ遺跡出土遺物の分析」
清水正明、清水マリーナ、加藤泰建「ソーダライトの産地同定」
鵜澤和宏「古代アンデスの動物利用」
芝田幸一郎「北海岸セロ・ブランコの発掘」
山本睦「北部高地ワマチューコ地方の一般調査」
関雄二「カハマルカ県の形成期遺跡」
坂井正人「リモンカルロ遺跡出土遺物の分析」
2005年3月5日(土)10:00~(山形大学人文学部)
全員「ペルーにおける文化財保護と調査許可」
「アステカ帝国再考」
2005年3月30日(水)15:00~(第2演習室)
ラウラ・フィジョイ・ダナル「Conservacion y restauracion del patrimonio cultural de Azteca」(スペイン語発表)
関雄二「コメント」
2005年3月31日(木)10:00~(第6セミナー室)
全員「民博所蔵のアステカ資料の検討」
杉山三郎「『月のピラミッド』からみたテオティワカン国家像」(日本語発表)
佐藤悦夫「コメント」
レオナルド・ロペス・ルファン「Templo Mayor y politica-imperio」(スペイン語発表)
杓谷茂樹「コメント」
研究成果

半年ではあったが、都合5回の研究会を開催することができた。研究会開始直後であり、発表者の都合があわず、扱ったテーマはやや散漫にはなったが、インカ帝国像の形成過程を歴史的に追う作業、インカ帝国の考古学的研究のサマリー、また中米の古代文明像との比較などを実施した。

インカ帝国像の形成過程研究では、征服後に書き残された年代記史料データベースを用いて、「帝国」、あるいは「ローマ」という語彙が登場する脈絡を追究し、一部の年代記作家が帝国像の普及に関与した可能性が示された。

考古学的研究面では、インカの支配地域をマクロな視点から押さえ、とくに山と海岸との対比で見ていく必要性が強調された。さらには、中米のテオティワカン、アステカといった古代文明では、統治システムとして祭祀や祭祀施設の建設が重要な役割を果たした点が、近年、考古学的発掘から実証されつつある点が発表された。

本年度は、来日された研究者の協力が得られた点が有意義であった。

共同研究会に関連した公表実績

研究会全体として実施したものはなく、班員による個人業績としては以下のものがある。

熊井茂行
2004 『インカ帝国』はあったか?」『研究所年報』7: 85-94. 明治学院大学国際学部付属研究所
加藤隆浩
2004 「北部ペルーにおけるコンパクタードの社会的意味」 南山大学ラテンアメリカ研究センター編『ラテンアメリカの諸相と展望』, pp.84-113. 行路社.
細谷広美
2005 「歴史とポストコロニアル-ペルー、ウチュラハイ村事件と先住民族のテロ経験」
遅野井茂雄、村上勇介編『現代ペルーの社会変動』(JACS連携研究成果報告7), pp.53-89. 国立民族学博物館地域研究企画交流センター.