宗教と移民のアイデンティティ・共生: 南アジア系ディアスポラを事例として(2011-2014)
目的・内容
本研究は、南アジア系移民・ディアスポラを事例として、(1)宗教が受入社会における移民のアイデンティティ、「コミュニティ」の形成に如何なる影響を与えているか、(2)宗教「伝統」の再構築と展開が多文化、多人種、多宗教を特徴とする受入社会において、彼らと他集団との共生、ひいては、その社会の統合と安定に如何なる影響を及ぼしているか、について民族誌的手法を用いてデータを収集して考察し、宗教と社会に関する既存の概念、理論的枠組の再検討に寄与することを目指す。
活動内容
2012年度実施計画
4-6月: American Anthropological Association(AAA)および American Academy of Religion(AAR)(ともに2012年11月開催)での研究成果発表に向けて4月半ばの締切までにプロポーザルを提出する。前年度までに収集したデータの分析を継続するとともに、毎年イースター前後に行われる重要な宗教行事での参与観察、聞き取り調査のため、4月後半から5月に掛けてトリニダッド・トバゴでのフィールドワークを実施する。
7-9月: データの分析を継続する。8月末を目途に書籍出版計画書の第一稿を書き上げる。9月には南フロリダ、特に、Florida Hindu Organization運営のShiva Templeを対象として、2~3週間程度のフィールドワーク調査を再開する。
10-12月: 加筆修正を行った書籍出版計画をもとに、可能性のある出版社との交渉を開始する。11月半ばに開催されるAAAおよびAARにて調査・研究成果の発表を行う。同学会での発表原稿を基礎として、学術雑誌への投稿を目的とする原稿の執筆を開始する。
1-3月: データの分析、書籍出版計画書の推敲、学術雑誌論文の執筆を継続する。補完データの追加が必要となった場合は、研究費の残額に照らしながら、短期間のフィールドワークを実施する可能性もある。







