館外での出版物
出版物情報
- 出版社:勉誠出版 出版社ホームページはこちら
- 定価:4,200円(税込)
- ISBN:978-4-585-23004-5
- 判型・体裁:A5判
- 頁数:326頁
- 共同研究「社会主義的近代化の経験に関する歴史人類学的研究」成果
主題・内容
本書は、中国における社会主義的近代化のうち、文化をめぐる政策について民族誌的にアプローチした論文集である。
中国については改革開放後をすでに「ポスト」とみなす研究者や、本質的に社会主義ではなかったとみなす研究者もいるが、実際のところ、一般の人びとにとっては、共産党が強力に進める社会主義的近代化を経験し、その政治的な拘束力はいまなお維持されている。そこで、本書では、共産党政府が発したさまざまな政策や政治運動に対して、人びとはいかに対応してきたか、またそうした対応を経て文化、宗教、エスニシティはどのようにさいへんされていったのか、といった問いを立てて、多角的に検討している。
中国本土での現地調査は、長らく制限されてきたけれども、1980年代より徐々に可能となった。本論集の執筆者はいずれも、ここ数年のあいだに長期間の綿密なフィールドワークを行い、先駆的な研究成果を生みだしている、若手の人類学者・中国研究者である。昨今の中国研究においては、もっぱら経済学や政治学が優勢にあるなかで、本書は、普通の人びとのもとで実態調査を行い、彼らの価値観や社会関係について分析し、政治や経済の内装にされている文化についての理解を提供する、という点で大きな意義をもっている。
中国における社会主義的近代化――宗教・消費・エスニシティ ★







