国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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館外での出版物

実践としてのコミュニティ――移動・国家・運動

2012年2月20日刊行

平井京之介 編

京都大学学術出版会
【共同研究成果】

出版物情報

主題・内容

グローバル化や新自由主義政策によって、伝統的な価値観や生活様式は大きく揺さぶられた。しかし、そうした現代社会ののっぴきならない問題に対して、人々はしたたかな実践を生み出している。移民ネットワークや自助グループ、人権・環境NGO等、新しい形の多彩なコミュニティをレポートし、その人類学的意味を析出する民族誌。

目次

序章 実践としてのコミュニティ─移動・国家・運動 [平井京之介]
第1部 移動とコミュニティ
第1章 都市とエスニック・コミュニティ─カメルーンの国内移住民 [平野(野元)美佐]
第2章 越境するコミュニティと共同性─台湾華僑ムスリム移民の「社会」と「共同体」 [木村自]
第3章 移住経験が生み出すコミュニティ、移住経験が変容させるアソシエーション─オーストラリア都市部に居住するパプアニューギニア華人 [市川哲]
第4章 移住者の〈私たち〉の作り方─在日ペルー人が行うカトリック守護聖人の祝祭をめぐって [古屋哲]
第2部 国民国家とコミュニティ
第5章 分断されるコミュニティ、創造するコミュニティ─マレーシア、オラン・アスリのコミュニティの再編 [信田敏宏]
第6章 国家統治の過程とコミュニティ─タイの国王誕生日と村民スカウト研修の相互行為 [高城玲]
第7章 過疎と高齢化の村の「生の技法」─三重県Y地区の高齢者を支えるコミュニティ [中村律子]
第3部 社会運動のコミュニティ
第8章 情動のコミュニティ─北タイ・エイズ自助グループの事例から [田辺繁治]
第9章 動員のプロセスとしてのコミュニティ、あるいは「生成する」コミュニティ─南タイのイスラーム復興運動 [西井凉子]
第10章 帰還者が喚起するコミュナリティ─カンボジア特別法廷における被害者カテゴリーの創出 [阿部利洋]
第11章 語りのコミュニティ─水俣「相思社」におけるハビトゥスの変容 [平井京之介]