国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館外での出版物

さわって楽しむ博物館――ユニバーサル・ミュージアムの可能性

2012年5月23日刊行

広瀬浩二郎 編著

青弓社

出版物情報

主題・内容

ユニバーサル・ミュージアム(誰もが楽しめる博物館)を実現するためには何が必要なのか。多様な実践事例を挙げて、新たな博物館像を大胆に提案します。

目次

はじめに―「ユニバーサル・ミュージアム」とは何か
第1部 ユニバーサル・ミュージアム研究会の衝撃
第1章 壁を壊せ
第2章 「さわる」チカラが地域を変える
第3章 湯浅八郎と民芸品コレクション
第4章 焼き物、アート、コミュニケーション
第5章 人が優しい「市民ミュージアム」
第6章 レプリカ展示の意義と限界
第2部 視覚と触覚の対話
第7章 「手学問」理論の創造
第8章 盲学校での社会科教育
第9章 文化的・歴史的探訪の手がかりとしての“手で見る絵画”の可能性
第10章 さわれないものを理解するための技法
第3部 目に見えない世界を触覚で探る
第11章 梅棹忠夫の博物館経営論を継承・発展させるために
第12章 さわる写真展の挑戦
第13章 ニューヨークのミュージアムでの視覚障害者の学びとエデュケーターの役割
第14章 「さわる展示」の回顧と展望
第15章 子ども向け暗闇体験プログラムの教育的効果
第16章 ロビー展「仮面の世界へご招待」がもたらしたもの
おわりに―“さわる”ことは目的なのか手段なのか