国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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館外での出版物

生き物文化の地理学(ネイチャー・アンド・ソサエティ研究 第2巻)

2013年9月30日刊行

池谷和信  編

海青社

出版物情報

主題・内容

私たちは、さまざまな生き物との共存なしでは生きてはいけません。本書は、「野生動植物」、「家畜・栽培植物」、「ペット・鑑賞植物」に生き物を分けることから、生き物と人とのかかわりかたを地球的な視野から展望します。

目次

序章 現代の地球と生き物文化の諸相(池谷和信)
第Ⅰ部 生き物・人関係への地理学の視角
第1章 イノシシの分布からみた人獣交渉史:山から里、そして街へ(高橋春成)
第2章 貝の利用からみた風土としての干潟:生物地理学と文化地理学との対話(山下博由・池口明子)
第3章 闘牛をめぐる人々の牛に対する認識:「楽しい」という感情の源を求めて(石川菜央)
第4章 違法作物に翻弄される人々:コロンビアにおけるコカ栽培の実践とその政治性(千代勇一)
第Ⅱ部 生き物・人関係の地域諸相:日本から世界へ
第5章 東北日本におけるキノコ採りの論理とその展開:山里の生業から都市住民のレクリエーションまで(齋藤暖生)
第6章 酵母、麹菌、米を使った日本の酒造り:日本酒の生産・流通・消費特性(寺谷亮司)
第7章 自然資源利用と豚飼育:タイ北部の山地農村の事例から(中井信介)
第8章 インド、アッサムヒマラヤにおけるヤクの放牧利用と文化(水野一晴)
第9章 養蜂業における花蜜資源利用:アルゼンチンにおける日系人養蜂業者に見る
第Ⅲ部 現代文明と生き物・人関係
第10章 海と魚と人のかかわり:自然資源利用の実践と地理的知の行方(田和正孝)
第11章 犬の飼育が作り出す社会空間のとらえ方とその活用(西村(宮村)春菜・野中健一)
第12章 都市の観賞植物と庭園の変容:近代英国における園芸とモラルの実践(橘セツ)
第13章 日本の花見に集まる人々:大阪府における公園の空間利用の事例(増野高司)
第14章 生き物文化の地理学の誕生:生き物資源利用と管理の思想(池谷和信)
索引・用語解説