国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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館外での出版物

アフリカン・ポップス!―文化人類学からみる魅惑の音楽世界

2015年3月31日刊行

鈴木裕之、川瀬慈 編

明石書店

出版物情報

主題・内容

本書は人類学者によるアフリカのポピュラー音楽研究の成果を一般の読者にわかりやすいかたちでまとめた。執筆者それぞれが、アフリカのポピュラー音楽といかに出会い、現地においてその担い手たちとどのような交流を行ってきたのかを紹介し、各音楽を生み出した現地の文化・社会背景についての考察がなされる。

目 次

はじめに(鈴木裕之)
第1章 カーボ・ヴェルデのクレオール音楽(青木敬)
1 はじめに:ソダーデの想いを奏でるカーボ・ヴェルデ音楽
2 歌謡モルナの歌詞から読み取るカーボ・ヴェルデ人の心
3 クレオール論:奴隷制から混淆性へ
4 おわりに:世界を航海する音楽
第2章 タンザニアのスワヒリ歌謡、ターラブの一世紀(檜垣まり)
1 はじめに:ターラブとの出会い
2 ダルエスサラームにおけるターラブ・クラブの歴史
3 人々を結ぶターラブ
4 おわりに
第3章 伝統とモダンのあいだ:あるグリオ一族の歴史(鈴木裕之)
1 はじめに:グリオとの出会い
2 マンデ・ポップスの発展とグリオ
3 伝統か、ポップスか
4 おわりに:消えた精霊
第4章 闘争の唄、チムレンガ・ミュージック(松平竜二)
1 はじめに
2 ジンバブエ社会とチムレンガ・ミュージック
3 マプフーモ音楽の真髄:格差とのたたかい
4 おわりに
第5章 情報で世界とつながる:アビジャン・レゲエの成立と展開(鈴木裕之)
1 はじめに:レゲエとの出会い
2 アビジャン・レゲエの成立
3 アビジャン・レゲエの展開
4 おわりに:リアルとヴァーチャルのあいだ
第6章 フェラ・クティのアフロ・ビートとナイジェリアの音楽(塩田勝彦)
1 はじめに:フェラの死と出会い
2 フェラの生涯とアフロ・ビートの歴史
3 言語と民族の坩堝ナイジェリアとその音楽
4 おわりに
第7章 イマジネーションの共振:エチオジャズの世界的展開(川瀬慈)
1 はじめに:エチオピア音楽の近代化
2 新旧のエチオジャズプレーヤー
3 エチオピクス・シリーズをめぐる議論
4 おわりに:アジスアベバの夜
第8章 エチオピア表象の理想をめぐるジャム・セッション(川瀬慈)
1 はじめに:“無形文化”への認識
2 エチオピア移民への上映
3 バハラウィ系ミュージックビデオ
4 まとめにかえて
第9章 カメルーンの若者たちが望む世界:ヒップホップ・ミュージックの制作現場から(矢野原佑史)
1 はじめに:ヒップホップとの再会
2 若者たちとの調査
3 アングロフォンの若者たちの望む世界
4 おわりに:変わり続ける世界と若者たち
映像で楽しむアフリカン・ポップス~DVD紹介
おわりに(川瀬慈)