国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
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2003 No.102

特集 マスメディア社会に向き合う人類学
2003年9月30日発行

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目次

特集 マスメディア社会に向き合う人類学
責任編集 飯田卓
メディア漬けの現代社会のなかで、人類学者の仕事が見えにくくなっている。一方、人類学者が調査してきた未開とされる社会でも、さまざまなメディアを通じて他の社会と交流するようになった結果、社会内部で完結する文化現象はすでにありえない。 このような状況のなかで、メディアとしての民族誌はいかにあるべきか。今後の人類学的実践を構想したい。
異文化をプロデュースする─テレビ番組と民族誌
文 飯田卓
民族誌の未来形へ─オンライン民族誌の実践から
文・写真 湖中真哉
多重メディア環境における文化の能動性─フィリピン・セブ市におけるラジオ放送
文・写真 川田牧人
座談会─民族誌映画の可能性
出席者 康浩郎・一谷牧男・飯田卓
リーディング・ガイド
プロジェクト
文化遺産をめぐるホストとゲストの持続可能な関係とは
共同研究:文化遺産管理とツーリズムに関する研究
文・写真 西山徳明
開発経済学と地域研究の対話
共同研究:開発と地域研究
文 押川文子
資料と情報
ロシアの蝋管─先住民族の音の文化の軌跡
文 谷本一之
ほん
熊倉功夫
『日本料理文化史─懐石を中心に』
評者 石毛直道
松原正毅・小杉泰・臼杵陽編
『岐路に立つ世界を語る─9・11以降の危機と展望』
評者 後藤明
民博の研究刊行物
平成15年度科学研究費補助金課題一覧
平成15年度新領域開拓研究プロジェクト一覧
ひと
ダリマ・ツィビーコヴナ・ボロノエーヴァさん(ブリヤート国立大学)
紹介者 小長谷有紀
紀行
おいしい調査、あるいはデリシャスなリサーチ!?
文 廣瀬浩二郎
ニュース
視座
チベットのポン教文化研究プロジェクト
文 長野泰彦

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