国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
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2007 No.116

特集 ストリートの人類学
2007年3月30日発行

バックナンバー

目次

特集 ストリートの人類学
責任編集 関根康正
今、この世界のストリートで何が起こっているか。消費資本主義の展開とそれへの従属と抵抗の場として、交通・市場・祝祭・暴力・貧困・社会運動・サブカルチャーの沸騰するストリート。その探究は、硬直したホーム中心主義への批判と新たな生きられるホームの構築へとわれわれの思考を導くにちがいない。
ストリートという縁辺で人類学する―「ストリートの人類学」の提唱
文・写真 関根康正
ストリートを取り戻す
文 小田亮
 コラム:ストリートに〈故郷〉を取り戻す―パリにおける南アジア系移民の文化空間の詩学と政治学
 文・写真 関根康正
 コラム:もう一つの「ストリートを取り戻せ」の戦士たち
 文・写真 玉置育子
「陶酔」するストリート―フラヌール再考
文 近森高明
メディアとしてのストリート―ストリートボーイのアリーナ
文・写真 鈴木裕之
ストリートの空間誌へ
文・写真 加藤政洋
リーディングガイド
プロジェクト
写本の楽しみ
各個研究:国立民族学博物館のアイヌ・琉球等に関する物質文化研究
文 佐々木利和
「血縁」から「家」の原理へ
共同研究:家の人類学―新たなる親族研究に向けて
文 小池誠
資料と情報
民博によみがえった南米のバロック音楽
文 山本紀夫
ほん
関雄二著
『古代アンデス権力の考古学』
評者 井口欣也
白川千尋著
『南太平洋における土地・観光・文化―伝統文化は誰のものか』
評者 飯田卓
民博の研究刊行物
ひと
文玉杓さん
紹介者 中牧弘允
紀行
真夏のメルヘン
文・写真 山中由里子
ニュース
視座
ミュージアム―文化を超えた対話の場
文 吉田憲司

No.115 All No.117

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