国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

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2008 No.123

特集 生業と生産の社会的布置からのアプローチ
2008年12月26日発行

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目次

特集 生業と生産の社会的布置からのアプローチ
責任編集 松井健
人びとの生活世界は、具体的にみえる個々の営みによって支えられている一方、
外部世界との関係で大きく変化しているようにみえる。
生活世界の変化は、外部からの影響でつき動かされる面と、
個々の人びとの企て、選択、抵抗などでかたちづくられる面のせめぎあいでもある。
人びとの個別的な生業活動と、それを包みこんでいると想定される
生産構造のからまりあいをときほぐし、グローバリゼーションとまとめられる
動きの実態を探ってみる。
生業と生産からみる生活世界とグローバリゼーション
文 松井健
西ケニアの「ルーラル・サービス」からみえる地平―世界システムの構造的変容と民族誌的現在の解明に向けて
文・写真 松田素二
労働―「生業」と「生産」がせめぎあう場
文・写真 大村敬一
ネパールの海外出稼ぎ者に関するある想像について
文・写真 名和克郎
コーヒーにみる生業と生産の社会的布置
文・写真 池本幸生
リーディング・ガイド
プロジェクト
オンライン/オフラインの共同体
共同研究:地域SNSを活用した新しい地域コミュニティの構築に関する研究
文・写真 杉本星子
ものづくり研究における素材、道具、技術
各個研究:ラクダ牧畜社会のものづくり研究
文・写真 上羽陽子
資料と情報
旅のはじまり―文化資源をめぐる連続フォーラムを終えて
文 川口幸也
ほん
日高真吾著
『女乗物―その発生経緯と装飾性』
評者 岩井宏實
飯田卓著
『海を生きる技術と知識の民族誌―マダガスカル漁撈社会の生態人類学』
評者 小松かおり
民博の研究刊行物
ひと
崔仁宅さん
紹介者 信田敏宏
紀行
フェアトレード・チョコレートをたどる旅
文・写真 鈴木紀
ニュース
視座
共感の手法
文 小長谷有紀

No.122 All No.124

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