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「点字力の可能性―21世紀の新たなルイ・ブライユ像を求めて」

※申し込み方法:「点字力の可能性」と明記のうえ、以下の事項を添えてメー ル又はFAXでお申し込み下さい。2名以上でお申し込みの場合は、各自、記入事項を明記して下さい。※応募者が多数の場合はご参加いただけない場合もあります。

[記入事項]
  1. 氏名
  2. 連絡先電話番号
  3. メールアドレス又はFAX番号
  4. 所属(任意)
  5. 参加希望日
[宛先]
E-mail:kokkyo@idc.minpaku.ac.jp
FAX:06-6878-8479
[お問い合わせ]
国立民族学博物館 民族文化研究部(広瀬)
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1 電話06-6878-8437
E-mail:hirose@idc.minpaku.ac.jp

 本シンポジウムの目的は「点字=視覚障害者用の特殊な文字」という固定観念を打破することである。わずか6個の点の組み合わせで日本語の仮名はもちろん、数字、アルファベット、さらには音符まで表せる点字。文字は線で表現するという晴眼者(マジョリティ)の論理にこだわらず、触覚による読み書きに適した文字として提案された点字。少ない材料から多くを生み出すしたたかな創造力、常識にとらわれないしなやかな発想力を“点字力”と名づけ、シンポジウムのキーワードとして用いる。
 1日目は主に視覚障害関係者からの報告により、点字の文字としての役割と意義を整理する。2日目は触覚、あるいは点を利用したサインとして点字を再評価し、その新たな可能性に幅広い視点から迫る。二日間の議論を通じて、ルイ・ブライユは単なる点字の考案者ではなく、21世紀の人類に“点字力”の大切さを伝える存在であることを明らかにしたい。

プログラム

[第一日]11月22日(日) テーマ:「〈字〉―したたかな創造力」

13:00−13:40 「なぜ『点展』ではなく『点天展』なのかーシンポジウムの趣旨説明」
●広瀬浩二郎(民博准教授)

■セッション I 「点字が視覚障害者にもたらしたもの」

13:40−14:20 「米国における点字の歴史と今日的課題」
●キム・チャールソン(「北米点字委員会」元会長)
14:20−15:00 「視覚障害者用の触覚機器開発の動向―聞く点字と読む点字の理解」
●韓星民(KGS株式会社VIP部)
15:00−15:40 「コンピューターによる点字表現への挑戦―六点漢字から体表点字まで」
●長谷川貞夫(社会福祉法人桜雲会理事)
15:40−16:00 休憩(長谷川氏の機器デモンストレーション)

■セッション II 「点字教育の現場」

16:00−16:40 「盲学校における点字教育の過去・現在・未来」
●岸博実(京都府立盲学校教諭)
16:40−17:20 「点訳ボランティアのこだわり―点訳者格付けの是非をめぐって」
●矢口貴子(宮崎県点訳・音訳協議会会長)
17:20−18:00 「大学における点字指導法」
●山梨正雄(元広島大学教授)
18:30−20:00 レセプション(みんぱくレストラン)

[第二日]11月23日(月) テーマ:「〈点〉―しなやかな発想力」

■セッション III 「世界のルイ・ブライユ」

9:30−11:10 「ルイ・ブライユの生涯」
●マイク・メラー(『マチルダ・ジーグラー・マガジン』元編集長)
11:10−11:50 「切手が伝える視覚障害」
●大沢秀雄(筑波技術大学准教授)
11:50−13:00 休憩(大沢氏、および広瀬によるギャラリートーク)

■セッション IV 「多文化共生社会の中の点字」

13:00−13:40 「言政学から見た点字」
●出口正之(民博教授)
13:40−14:20 「少数言語としての手話、少数文字としての点字―多数派との共存のための戦略」
●亀井伸孝(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究員)
14:20−15:00 「日本の多言語化と点字」
●th="12">庄司博史(民博教授)
15:00−15:15 休憩

■セッション V 「だれもが楽しめる点字」

15:15−15:55 「『点』・『点字』そして『デザイン』」
●藤堂敏(元梅花女子大学短期大学部教授)
15:55−16:35 「点から生まれる宇宙―点字アートの探究」
●加藤可奈衛(大阪教育大学准教授)
16:35−17:15 「さわって楽しむ天文学」
●嶺重慎(京都大学大学院理学研究科教授)
17:15−18:00 総合討論(コーディネーター山本利和(大阪教育大学教授)