松尾瑞穂
平成20年9月学位取得(現新潟国際情報大学 専任講師)
人類学を学ぶ学部生だったころ、憧れの民博へ初めて行ったことは今でも覚えている。ただ民博のことは知っていても、そこで大学院教育が行われているなど、当時は全く知らなかった。それが、博士課程と外来研究員も含めて計8年もお世話になったのだから、出会いとは本当に不思議なものである。
総研大はとにかく恵まれた大学院である。民博にある豊富な図書資料、院生より多い教授陣、毎週のように開催される研究会やシンポジウム。これらの資源は院生にも開かれており、自ら挑んでいけば、これ以上ないというくらい素晴らしい研究環境に身を置くことが可能である。このことは、他でもない総研大で学ぶことの一番のメリットだ。その反面、自分で行動しなければ、何も得られないという厳しさもある。総研大生には、いい意味でのタフさが求められるのではないかと思う。
離れてしみじみ懐かしく思うのは、総研大で経験した沢山の先生方や院生同士との語らいである。新入生のみなさんには、時に研究室で、時に飲み屋で交わされる濃密な語らいをぜひ満喫してもらいたいと思う。







