国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

在学生の研究内容

更新日時:2012年8月6日

浅見恵理AZAMI Eri

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専攻

比較文化学専攻

指導教員

主指導教員:関雄二/副指導教員:野林厚志

研究題目/研究キーワード

■研究題目
地域社会の発展プロセスと独自性を維持するメカニズムの解明

■研究キーワード
先史アンデス社会、工芸品生産、地域社会

研究の概要

本研究は、古代アンデス文明のなかでもペルー中央海岸北部で栄えたチャンカイ(紀元後1000年~1470年)に焦点をあて、隣接諸社会と関連性を持ちながらも独自性を保持し発展したプロセスを解明することである。
チャンカイ文化の特徴は、素朴な造形の白地黒彩土器と、多彩色で技巧に富む染織品である。それらの遺物が大量に出土するもののほとんどは盗掘品であり、考古学データの不足によりその社会背景は不明である。先行研究では、チムーやイチマといった大規模な社会との関係性が示唆されている。
そこで本研究では、2009年に実施した発掘調査によって得られた一次資料を基に、基本的なチャンカイの編年構築を行い、文化的様相の把握に努める。最終的には、大規模な社会の発展と連動して、既存の小規模な地域社会がどのように変容するのか、または独自性を保持しうるのかなどの、両社会の相互関係を明らかにすることを目指す。

研究成果レポート