国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

在学生の研究内容

更新日時:2018年4月12日

サクマシャルゲイSAKUMA Siarhei

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専攻

比較文化学専攻

指導教員

主指導教員:韓敏/副指導教員:太田心平

研究題目

サハリンからの日本人永住帰国者とその家族の生活誌――メディア利用とコミュニケーションの多様性を中心に

研究キーワード

永住帰国者、コミュニケーション、メディア利用、生活誌、生活様式

研究の概要

第二次世界大戦後、樺太(サハリン)から引き揚げをできずに、そこに住み続けた日本人がいた。1990年代以降日本サハリン同胞交流協会のかげで、その残留日本人の一時帰国と永住帰国が始まった。1994年には「中国残留邦人等の円骨な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律」が制定された。ここでのサハリン残留日本人は「中国残留邦人等」として含まれていた。その支援法により、サハリンからの永住帰国者とその家族は、埼玉県所沢市にある中国帰国者定着促進センターに入所し始め、6ヵ月間の適応コースを受けるようになった。
本研究は、サハリンからの日本人永住帰国者とその家族の生活誌について、北海道の札幌市と稚内市の永住帰国者のコミュニティの事例に基づき、永住帰国に関する歴史的背景を検討した上で、それぞれのインフォーマントの生活様式を比較し、一般化され、彼らのライフスタイルを分類し、サハリンからの日本人永住帰国者の生き方の特徴を、解明したものである。その際に、特にコミュニケーション視点から永住帰国者の暮らしを中心しながら、近代の情報化を考慮し、彼らのライフスタイルの変化に焦点を当てて論じている。

研究成果レポート