国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

在学生の研究内容

更新日時:2012年8月6日

サウセド・セガミ・ダニエル・ダンテSAUCEDO SEGAMI Daniel Dante

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専攻

比較文化学専攻

指導教員

主指導教員:関雄二/副指導教員:齋藤晃

研究題目/研究キーワード

■研究題目
現代ペルーにおける考古学の活用とパブリック考古学
("Public Archaeology and the use of Archaeology in Modern Peru")

■研究キーワード
パブリック考古学、ペルー、ランバイェケ県、考古学、文化遺産

研究の概要

本研究は、ペルー北海岸において、文化財をめぐる考古学者とパブリックの間にある関連性を明らかにすることである。ペルー北海岸ランバイェケ県には、ポマ森林歴史保護区域と称される地域があり、広大な灌木林の中に無数の大型神殿等の遺跡が点在する。ところが、この地域の多くの遺跡は、長年にわたり激しい盗掘を受けてきた。この状況を改善すべく、2001年にはシカン国立博物館が建設され、考古学者はポマ森林歴史保護区域周辺に居住する村人と協力して文化遺産の保護活動を行っている。
しかし、文化遺産の保護活動は考古学者や観光産業に従事している人々が唱えているのみで、現地コミュニティはあまり関心を示していない。むしろ、現地コミュニティは、こうした動きを無視するかあるいは考古学情報を利用して、独自に地域アイデンティティを形成しようとしている。
このように、考古学者と現地コミュニティの間には、文化遺産の活用に差異がみられる。この背景として、両者の過去に対する視点の異なりが推測でき、これを理解することが重要であると考える。本研究では、この問題解決に向けた理論的な枠組みを構築することを目指す。

研究成果レポート