在学生の研究内容 テロン・アンドレア 平成23年度 海外学生派遣事業研究成果レポート
テロン・アンドレア
海外学生派遣事業研究成果レポート
1. 事業実施の目的
博物館における織物―アイデンティティの形成としての所蔵品と展示
2. 実施場所
グアテマラ
3. 実施期日
平成23年8月1日(月)から9月16日(金)
4. 事業の概要
今回のフィールドワークでは、まず、8月2日から8月5日にかけて、グアテマラ・シティーにあるラファエルランティバー大学で行われたマヤ研究会議(シンポジウム)に出席した。そこで、政治状況と関連したマヤの文化活動の最新の計画や、特定のマヤコミュニティーにおけるバイリンガル教育に向けた新たな動向について調査することができた。マヤについては現在、平和協定がなされた際に提案された、マヤの言語の合法的認知についての議論ばかりが再びおこなわれていることが明らかとなった。つまり、グアテマラの多言語および多文化の現実を統合したポリシーと問題解決に関する議論がほとんどなされていないことが分かった。
マヤ研究会議(シンポジウム)への出席に加え、私はソロラ(Solola)という町に滞在し、あるコミュニティにおいて、女性の織手たちと、路上でマヤの織物を販売している女性たち、そして織物協会と関係のある女性たちへのインタビューをおこなった。1か月の滞在期間中に、彼女たちがマヤの伝統衣装(とりわけ、インタビュー時に着ていたもの)を着る理由についての意見や、マヤの織物の重要性と今後の状況などについて情報を集めることができた。
インタビューした女性たちの多くは、織物の美しさと自分たちの労力といった側面に価値を見出しており、そしてまず、織物なしに自分たち自身について語ることができないということを認識していることが明らかとなった。しかし最も重要な側面は、織物の経済的な価値である。それは、織物を制作し、観光客に販売すること、およびマヤの伝統衣装を作るのと同様の技術を用いて新しい製品を作って生計を立てているということである。織物協会は、公平な商品取引価格を希望する女性たちの労力や時間、そして材料(布)に見合った報酬を保証するために彼女たちを連携させようとしている。もし協会に参加していなければ、彼女たち自分たちの作った製品の価格は低下し、結果的に製品の品質も落ちてしまうのである。
イシェル博物館では学芸員と新しい展示のデザイナーから、常設展示の変化について話を聞くことができた。彼らは、マヤ織物の発展の展示に他の歴史的側面を取り込むことにとり組んでいる。学芸員は、現代マヤにおける伝統衣装(織物)の問題と、現代グアテマラにおける織物の政治的重要性についてのセクションを考慮することが大切であることを指摘した。
マヤ研究会議(シンポジウム)への出席に加え、私はソロラ(Solola)という町に滞在し、あるコミュニティにおいて、女性の織手たちと、路上でマヤの織物を販売している女性たち、そして織物協会と関係のある女性たちへのインタビューをおこなった。1か月の滞在期間中に、彼女たちがマヤの伝統衣装(とりわけ、インタビュー時に着ていたもの)を着る理由についての意見や、マヤの織物の重要性と今後の状況などについて情報を集めることができた。
インタビューした女性たちの多くは、織物の美しさと自分たちの労力といった側面に価値を見出しており、そしてまず、織物なしに自分たち自身について語ることができないということを認識していることが明らかとなった。しかし最も重要な側面は、織物の経済的な価値である。それは、織物を制作し、観光客に販売すること、およびマヤの伝統衣装を作るのと同様の技術を用いて新しい製品を作って生計を立てているということである。織物協会は、公平な商品取引価格を希望する女性たちの労力や時間、そして材料(布)に見合った報酬を保証するために彼女たちを連携させようとしている。もし協会に参加していなければ、彼女たち自分たちの作った製品の価格は低下し、結果的に製品の品質も落ちてしまうのである。
イシェル博物館では学芸員と新しい展示のデザイナーから、常設展示の変化について話を聞くことができた。彼らは、マヤ織物の発展の展示に他の歴史的側面を取り込むことにとり組んでいる。学芸員は、現代マヤにおける伝統衣装(織物)の問題と、現代グアテマラにおける織物の政治的重要性についてのセクションを考慮することが大切であることを指摘した。
5. 本事業の実施によって得られた成果
研究会議への参加と博物館への訪問、そしてコミュニティでのインタビューによって得られた情報は、博士論文研究にとって必要不可欠である。







