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研究フォーラム
 機関研究 成果公開 (課題:文化人類学の社会的活用 プロジェクト:災害対応プロセスに関する人類学的研究

「2004年インド洋地震津波災害被災地復興の現状と課題」
日   時: 2008年1月27日(日)午前10時から午後7時30分
会   場: 国立民族学博物館2階 第4セミナー室
定   員: 80名 (定員になり次第締め切らせていただきます。事前にお申し込みください)
参加受付: 1月24日(木)17時まで
お申し込み・お問い合わせ先
国立民族学博物館・林研究室
TEL:06-6878-8352 FAX:06-6878-7503
email:catfish@idc.minpaku.ac.jp
お申し込みに際しては、氏名、所属、連絡先(電話番号、メールアドレス等)をお伝えください。

→当日の様子を掲載しました

趣旨
2004年12月に発生したインド洋地震津波災害から3年が経過した。今回は、被災地を継続的に調査している研究者を招聘し、被災地の発災時の緊急対応から現在までの状況と、地域復興や被災者の生活再建に向けての課題についてそれぞれの観点から報告してもらう。これまでの報告では、住宅喪失者に対する住宅供給について、長期的防災の観点からの土地利用計画を組み入れた復興計画が当初は検討されていたが、被災者のニーズに応えるとの緊急性を優先させたため、政府機関、NGO、国際機関等の供給競争の様相を呈し、供給数や質の格差を生じさせたり、政治の道具となったりしている現状が明らかとなっている。また、被災コミュニティのリロケーション(集団移転)は、コミュニティ空間の均質化や、供給住宅の画一化など、住民生活への影響を今後も長期的に調査していくことの重要性が確認されている。こうした状況を含め、初期の緊急対応と長期的な復興支援について議論する予定である。

プログラム

クリックするとチラシpdfが開きます
9:40 受付
10:00-10:10 趣旨説明 (林 勲男、国立民族学博物館)
10:10-10:50
「スリランカにおける再定住事業による復興の現状と課題−持続的な沿岸域管理の可能性−」
(前田昌弘、京都大学大学院都市環境工学専攻)
10:50-11:30
「スリランカ南部を中心にした津波災害後約2年間の恒久住宅再建の変遷とその後の課題」
(青田良介、ひょうご・まち・くらし研究所)
11:30-12:10
「インド洋津波後の被災観光地の復興過程とその課題−タイ南部でのインタビューをもとに−」
(柄谷友香、名城大学都市情報学部)
12:10-13:00 昼食
13:00-13:40
「『悪い家屋』に住む:インド洋大津波被災後におけるタイ・スリン諸島のモーケン村落の動態」
(鈴木佑記、上智大学大学院外国語学研究科)
13:40-14:20
「インド洋地震津波と宗教実践の変化−タイ南部ムスリム漁村の事例から−」
(小河久志、総合研究大学院大学文化科学研究科)
14:20-15:00
「インドネシア・バンダアチェおよびジョグジャカルタ被災地域住民の災害観と防災支援策の提案」
(阪本真由美、京都大学大学院情報学研究科)
15:00-15:40
「インドネシア・バンダアチェにおける恒久住宅供給プロセスと供給後の居住実態」
(山本直彦、奈良女子大学生活環境学部)
15:40-16:20
「災害からの復興と紛争からの復興」(仮題)
(西芳実、東京大学大学院総合文化研究科)
16:20-16:35 休憩
16:35-17:15
「2004年インド洋津波がインドネシアの防災意識に与えた影響」
(山本博之、京都大学地域研究統合情報センター)
17:15-17:55
「バンダアチェ市民の目撃証言から津波挙動を探る〜被災体験絵画化を組み合わせたデータ収集の試み〜」
(林能成、名古屋大学大学院環境学研究科)
17:55-18:35
「バンダアチェの災害復興と課題〜社会学・地理学・心理学の観点から」
(田中重好・高橋誠・木村玲欧、名古屋大学大学院環境学研究科)
18:45-19:30
総合討論
19:30
閉会



実施報告
2008年1月27日(日)午前10時より午後7時30分まで、本館第4セミナー室において46名の参加を得て開催した。スリランカ2件、タイ3件、インドネシア6件の各被災地復興状況に関する報告があり、最後にインド洋地震津波災害被災地の研究に関する総合討論を実施した。研究者・学生以外に、CODE、ジャパンプラットフォーム、まち・コミュニケーションなどのNGO・NPO、兵庫県防災企画局、アジア防災センター、国際協力機構等の職員なども参加し、長期的に被災地の復興に関心をもち、関与していこうという参加者の本研究フォーラムへの関心の高さが示された。

当日の様子
当日の様子当日の様子
当日の様子当日の様子
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