国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年04月12日

博物館学研修生の訪問

 本年度の国際協力機構(JICA)委託事業「博物館学研修コース」は4月12日から7月19日まで行われ、アルメニア、エジブト、パレスチナ、ミャンマー、グアテマラ、エクアドル、ペルーの7か国から10名の研修生を受け入れている。研修生は、各国の博物館の副館長や中堅学芸員で、所蔵品の収集・整理・記録化や補修・保存、写真や映像撮影、資料データのデジタル化など、多種目の「授業科目」を選択的に学ぶ。本館での授業のほか、滋賀県立琵琶湖博物館の協力による博物館実習、東日本大震災の被災地研修、東京の博物館見学、広島の原爆資料館訪問など、実地研修も予定されている。
 本館は1994年以来、これまでに200名を超す研修生を受け入れてきた。昨年は学術振興会の基金でモンゴルを訪問し、ハラホリンとウランバートルでワークショップやシンポジウムを行った。これは、本館の10名の教員がモンゴルの元研修生(現在、博物館長や文化財行政の責任者になっている)とモンゴル各地の博物館員を対象に実施したフォローアップ研修である。本研修コースを修了したモンゴルの元研修生は12名を数えるが、そのうち4名が現在のモンゴルの文化財の所蔵管理、展示などにおける課題について発表した。研修生らは、我われを暖かく迎えてくれ、研修時代の思い出を語り合うなど友好を確かめ合うことができた。

2013年04月12日 15:55 | 全体 海外からの来客