国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年09月12日

企画展「台湾平埔族の歴史と文化」の式典への台湾歴博館長の列席

  国立台湾歴史博物(台湾歴博)館長呂理政さん、曾婉琳さんと林佳誼さん館員が本館と台湾歴博の国際連携展示「平埔を見つめる―台湾平埔族の歴史と文化」の開幕式典に参列するために訪れた。呂館長は、「あこがれのみんぱく」と平埔展を共催できることを光栄に思っていることを挨拶で述べてくださった。この展示は上記2館の他、天理大学附属天理参考館の協力のもとに開催されている。天理参考館の岩井孝雄館長からも来賓の挨拶をいただいた。

 平埔族は、台湾西部の平地に住んでいたことから17世紀に中国大陸からの移住者によってつけられた名称で、10余のオーストロネシア系先住民の民族集団が含まれている。本展示では、400年のあいだに土地、言語、伝統や宗教などを失い、現在、先住民運動を行い民族集団名の取り戻しと文化復興運動などを行っている、平埔族のルーツ(出自)とルート(文化変容過程)を文字、図像、物質文化や映像資料によって表現している。
 本展示は、3月から8月まで台湾歴博で行っていた特別展を巡回させたものであるが、本館資料や天理参考館から借用した漢族化した18世紀の「高貴な平埔族」の潘一族の肖像画などが展示されている。呂館長は、民博の展示の方がコンパクトで観覧しやすいと本館教授野林厚志さんの展示構想を評価してくれた。

 

2013年09月12日 17:13 | 全体 海外からの来客