国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年11月12日

テ・パパ・トンガレワ博物館員の訪問

 ニュージーランドの首都、ウエリントンにある国立テ・パパ・トンガレワ博物館のマーク・ケント(Mark Kent)巡回展マネージャーが11月12日に訪れた。ウエリントンが堺市と姉妹都市であることから堺市文化観光局国際課長小谷行彦さんの案内で来館した。テテ・パパ・トンガレワ博物館の名は、「この土地の宝のある場所」の意味で、1998 年に開館した。ニュージーランドの先住民・マオリの歴史・文化と非先住民(移民など)との文化間の対立と協調の過程をマオリ人の視点を尊重したユニークな展示が特徴。
 ケントさんは、マオリの「宝石」展、グリーンストーンや貝製工芸・宝飾展の本館での開催を呼びかけるために訪れた。その宝石展は現在、中国の主要都市を巡回中で、来年7月から日本での開催を希望している。本館では、ケントさんの要請を受けて林勲男准教授を中心にオセアニアチームで検討した結果、来年2月から12月にかけて特別展を東京と本館で行うので時間的余裕がないこと、また展示物が「宝飾品」に偏りすぎており、マオリ文化の展示としてふさわしくないことなどの意見が出て、今後の交流の発展を重視しつつも、展示を見送ることにした。

2013年11月12日 15:13 | 全体 海外からの来客