国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年11月26日

台北駐大阪経済文化辨事處處長の訪問

 本館の国際連携展示「平埔を見つめる―台湾平埔族の歴史と文化」の観覧に台北駐大阪経済文化辨事處総領事の蔡明耀さんと同文化教育課長の黄冠超さんが、11月26日に訪れた。平埔族展は、本館教授の野林厚志さんが国立台湾歴史博物館と本館との主催、国立台湾博物館と天理大学附属天理参考館の共催で、4館が所蔵する歴史・文献資料、図像資料、生活用具など種々の貴重な資料を展示したものである。この展示は3月~8月に国立台湾歴史博物館で開催され、その展示資料の3分の2を借用し巡回展として展示した。18世紀頃から本格的な中国大陸からの漢民族の移住の影響で土地を奪われて「漢化」し、「平地に住む原住民」という意味で「平埔族」と名付けられた複数のオーストロネシア系の原住民族の歴史過程を明らかにした展示。この連携展は「つくられた平埔族とは誰か」を私たちに語りかけ、「民族とは何か」を考えさせる展示であった。蔡総領事は、本館と台湾の博物館や大学との親密な学術交流の実績と実際を確認して、今後とも友好な関係を維持することを願っていた。

2013年11月26日 15:20 | 全体 海外からの来客