国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年11月29日

浙江大学芸術與考古博物館館長の訪問

 浙江大学が現在建築中の芸術與考古博物館館長の繆哲さんと研究者の陳雅飛さんら3名が11月29日に訪れた。その博物館は、広大な大学の南西部に4階建て3棟からなる総床面積25000平米(民博の約半分)という巨大な博物館で、2015年に開館の予定である。設置の理念は、美術史教学博物館として芸術作品をとおして中国の文明を理解し、より一層の文明の発展に展望を与えることにある。

建築中の芸術與考古博物館(2013年11月撮影)

 

 繆館長とは私が114日から7日までの国際会議で浙江大学へ行ったときにも2時間にわたり、みんぱくの研究、収集・保存・展示や世界の博物館の動きなどについて話し合っている。その時の話では、芸術與考古博物館は、大学の学生の美的教養の修得や資格能力、批判的な思考力を向上させるという国家的使命を持って建てられ、研究者・学芸員・職員30名、博物館関連で80名のスタッフで運営されるとのこと。また、現在、2500点の芸術・考古学的資料しか収集されていないが、今後国内の博物館からの寄託、内外のコレクターからの寄付や購入によって展示物を収集したいとの希望を述べていた。
 みんぱくを見て、規模の大きさにまず驚かれ、展示の斬新さ、言語展示とビデオテークの有効性、収蔵庫の壮大さなどに感激したと語っていた。これから一部収集活動と本格的な展示を行うのを前に、私に助言など本館への協力を要請された。本館の展示場が広くて、とくに中国の文化展示が改修中で見られなかったので再訪するとのことである。

2013年11月29日 15:22 | 全体 海外からの来客