国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2014年09月04日

グリーンランド国立博物館長の訪問

 グリーンランド国立博物館・文書館館長ダニエル・トアライフセン(Daniel Thorleifsen)さんが9月3日に企画展「未知なる大地 グリーンランドの自然と文化」の開催にあたり訪問した。本展は、本館の岸上伸啓副館長が企画したもので、本館の所蔵品に加えグリーンランド国立博物館・文書館、デンマーク国立博物館、デンマーク王室、そして高円宮家から展示品をお借りした。9月4日の開幕式には、ニック・ニエルセン(Nic Nielsen)グリーンランド教育・教会・男女平等・文化大臣、カーステン・ダムスゴー(A. Carsten Damsgaard)駐日デンマーク大使、高円宮妃殿下、鳥井信吾在大阪デンマーク王国名誉領事(サントリーホールディングス代表取締役副会長)、そして本展を共催して下さった弘中喜通読売新聞社大阪本社代表取締役社長がテープカットに参加された。企画展では、グリーンランド王室の仮面と高円宮家のトゥピラクをそれぞれお借りし、グリーンランドの人々の世界観を展示することができた。トゥピラクはシャーマンが使用する呪具で、セイウチやハッカクの牙や、クジラの歯を彫り込んだ高さ10センチほどの精巧な精霊像である。1996年に高円宮ご夫妻がグリーンランドを訪れた際に多くのトゥピラクを収集されたとのことで、本館では20点余を展示することができた。高円宮妃殿下は、「民博で本邦初のトゥピラクのお披露目ができた」と喜ばれておられた。9月2日に館長室でダニエル・トアライフセン館長は温暖化で氷河が溶解する島の深刻な状況と人びとの生活の変化などについて語ってくれた。

2014年09月04日 11:20 | 全体 海外からの来客