国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2015年01月24日

中国の浙江大学と中央社会科学院等からの人類学者の訪問

民博の機関研究の国際フォーラム「中国地域の文化遺産―人類学からの視点から」に参加するために、中国から4名の研究者が1月24日・25日に訪れた。このフォーラムは本館准教授飯田卓さんが主宰する機関研究「文化遺産の人類学」の成果報告の一環として、本館助教の河合洋尚さんが企画した国際集会である。浙江大学からは、人類学研究所長で著名な映像人類学者の庄孔韶さんと同研究所教授の阮雲星さん、中国社会科学院教授の劉正愛さん、中山大学准教授の姜娜さんが参加して報告してくれた。庄孔韶さんはイ族の「盟誓儀礼」、阮雲星さんは西湖と市民文化の関わり、劉正愛さんは「非物質文化遺産」をめぐる行政と市民の力学、姜娜さんは文化遺産登録後に失われた伝統演劇劇団の自律性などについて報告した。そのほか、館内外から22名の研究者が参加して14件の報告に基づいてコメントと議論が展開された。
中国社会科学院とは学術協定を締結し、毎年共同研究に基づく国際シンポジウムを開催している。浙江大学人類学研究所は一昨年11月に開催した国際シンポジウムに私と河合さんを招聘してくださり、また本館のあらゆる刊行物を収納する「民博文庫」を創設し、これから学術交流を推進する予定である。

2015年01月24日 14:57 | 全体 海外からの来客