国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2015年03月11日

マケドニア大使の訪問

民博はJICA委託の「博物館学研修コース」にマケドニアの国立博物館の研究者を受け入れ、研修終了の数年後に、その研修生を外国人研究員として1年間招聘したことがある。このような人的交流をさらに発展させて本館とマケドニアとの学術・文化交流を促進するために、駐日マケドニア大使が3月12日に訪館された。アンドリヤナ・ツヴェトコビッチ(Andrijana Cvetkovikj)大使は、日本文化の勉学と研究でこれまでに日本の大学や国際日本文化研究センターや地球環境学研究センターなどの研究所に長期留学された経験があり、流ちょうな日本語でマケドニアの歴史・文化、とりわけ伝統行事やイベントなどについて説明された。
ツヴェトコビッチ大使は映画監督の経験もあり、本館の映像人類学者で助教の川瀬慈さんと、また、博物館学をとおして本館教授園田直子さんともお知り合いである。とりわけ、マケドニアは人口200万人の国であるが、国内の町々や村々で人びとが身に着ける服装・衣装が異なっており、多彩で多様な形態を示していることを強調された。そして、近い将来、民博でマケドニアの「民族衣装」展を行えないかと打診された。そして、本館の展示場をくまなく見て回り、民族衣装展を行える空間を確認していたという。また、大使は、バルカン半島でも正教を信仰してきた歴史と自然環境に恵まれたマケドニアを研究調査する日本人研究者を期待されていた。マケドニアの湖水で営まれている鵜飼の慣行に関心をもっている若手研究者がいるので、彼を大使館に紹介し、調査ができるように取り計らってもらうことにしよう。

2015年03月11日 15:16 | 全体 海外からの来客