国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2015年06月23日

パプアニューギニア大使の訪問

パプアニューギニアの駐日大使ガブリエル・ジェイ・ケイ・ドゥサバ(Gabriel J.K. Dusava)さんが、二等書記官のベンジャミン・カミル(Benjamin Kamil)さんと大阪芸術大学教員の佐藤真由美さんとともに6月23日見学に訪れた。本館は創設直後、1974年8月からパプアニューギニア(PNG)の民族資料収集を行い、現在までに仮面、神像、儀礼具、武器や生活用具等、約5000点を収集・保管し、200点を展示している。大使は,民博のPNGの民族資料の収集・所蔵数が大規模でPNGの各地から集められていることに強い関心を示した。
大使は出身のウェワクに、民族資料の展示と第二次世界大戦の戦争を記憶する博物館を近い将来に建設したいと語っていた。特に、日本兵と住民との種々の関係を示すことが課題であると指摘していた。二等書記官は、ニューブリテン島出身で、本館が所蔵・展示しているかぶり物(トゥンブアン)の儀礼について説明をしてくれた。昨年、開催した「イメージの力」展の解説書に掲載されたPNGの出典品を見て,日本でPNGのエスニック・アート(民族芸術)が注目されていることに満足の様子であった。本館からは、岸上伸啓副館長と准教授の林勲男さんが対応して、パプアニューギニアの開発による環境や社会問題、文化資源の保護や次世代への継承などについて話し合った。

2015年06月23日 18:42 | 全体 海外からの来客