国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2015年08月26日

韓国国立民俗博物館長の特展公開式典へ臨席

 韓国国立民俗博物館長千鎭基(Choen Jin-ki)さんが、8月26日に行われた特別展「韓日食博―わかちあい・おもてなしのかたち」の開幕式典に列席した。この特別展は、韓国国立民俗博物館(韓国民博)と本館との学術交流協定に基づく国際連携展示である。式典には、在大阪大韓民国総領事河泰允(Ha Tae-yun)さん、韓国食生活文化学会顧問尹瑞石(Yoon Seo Seok)さん、駐大阪大韓民国総領事館韓国文化院長朴英恵(Park Young Hea)さん、韓国国際交流財団東京事務所所長崔玄洙(Choi Hyun Soo)さんらも参加した。
 本特別展は、日韓国交正常化50周年を記念して、韓日の食文化の真髄を表現するために行うものである。本館教授の朝倉敏夫さんと韓国民博の学芸研究士の金昌鎬(Kim Chang-ho)さんが企画・立案して本館では8月27日~11月20日、韓国民博では12月9日から開催される。
 この50年間の日韓関係において、「歴史認識」の問題はあるものの、ひと、もの、文化の交流が進み、今世紀にはいるとワールドカップの共同開催、韓流ブーム、日本の音楽、マンガやアニメなどを通して「日流」とよばれる新たなつながりがうまれてきている。
 千鎭基館長の話によると、韓国国立民俗博物館は,現在の景福宮のそばから,南部の国立総合博物館の地への移転が計画されているとのこと。現在国内外から300万人が訪れているが、「王宮側の博物館」にはいろいろな規制があり,研究の成果を自由に公開することが難しいようである。したがって、移転の方がより大きな博物館と生きた博物館活動を展開できるメリットを重視し、数年後の移転を目指すことにしたという。政府の承認を得られ次第、新博物館の展示構想や多角的な博物館機能など、21世紀の先端的な博物館構築に取りかかるという。

2015年08月26日 23:17 | 全体 海外からの来客