国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2015年10月31日

モンゴル教育文化科学大臣から文化交流感謝状の授与

 民博は、梅棹忠夫初代館長や小長谷有紀併任教授(現人間文化研究機構理事)などの長年にわたるモンゴル研究への貢献とモンゴル文化・芸術を日本に広く紹介したことにより10月31日、モンゴル教育文化科学大臣から私に文化交流感謝状が授与された。授与式は同日館長室で挙行され、在大阪モンゴル国総領事のチョノイ・クランダ氏から感謝状が手渡された。
 当日は、民博において第3回「モンゴル秋祭り―ナマリーンバヤル2015」(主催:在大阪モンゴル国総領事館、共催:民博)が開催された。講堂の催しは、私とクランダ総領事からの挨拶に続き、モンゴル国歌斉唱、モンゴル出身の横綱・白鵬関からのビデオレターが上映され、その後、モンゴル大統領文化芸術担当顧問でもあるドグミド・ソソルバラム氏が監督を務めるトグルドル・ビルグーン・ウンダラガ(完璧な智慧の泉)歌舞団の32名による公演が披露された。400名を超す聴衆は、馬頭琴の音に惹かれ、モンゴル歌謡に聞きほれ、伝統舞踊と軟体芸に見とれるなど、調和がとれ、力強いモンゴルの多様な芸能文化を堪能した。その後、ソソルバラム団長が「遊牧民の心と文化の源」について自らの遊牧民としての生活や芸能経験をまじえて熱っぽく語ってくださった。
 現在、日本の相撲界には3名の横綱をはじめ9名のモンゴル出身の幕内力士が活躍している。その中で、唯一遊牧民出身の関取、逸ノ城関が11月8日からの九州場所を前に本催しへの参加のために観覧に訪れた。会場では、挨拶をはじめ会場の皆さまと交流した。
 会場外では、モンゴルと交流する個人・団体の活動紹介やモンゴル民族衣装の試着コーナーが設けられた。終日2000人を超える参加者で賑わい、モンゴルの文化に触れ、日本との国際文化交流を深める機会となった。

感謝状を持つ須藤(写真右から3人目)とクランダ総領事(同4人目)
 

トグルドル・ビルグーン・ウンダラガ(完璧な智慧の泉)歌舞団による公演
(写真右端がソソルバラム団長)

2015年10月31日 13:19 | 全体 新着記事