国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2016年04月01日

台湾から客家の皆様の訪問

 神戸で開催される客家の大会に参加される台湾からの客家代表者3名が4月1日に館長室を訪れた。本館助教の河合洋尚さんは、中国、台湾、日本およびアジア太平洋の国々に移住した客家の研究を進めており、昨年度3回にわたり台湾政府の「光点計画』支援によって台湾および日本の客家の方々や研究者を招いて「台湾客家の文化」、「客家の歴史と現在」についての講演会と「客家の工芸と音楽」の研究公演を行った。
 今回の訪問は、4月2日から神戸で開催される日本客家大会への参加と日本の客家との交流を目的としている。館長室を訪れた方々は台湾客家委員会副主任委員范佐銘(Fan, Tso-Ming)さん、同委員会総合規則処科長曽貴恵(Zen Gui Fui)さん、同委員会規則処副所長寥美玲(Liao, Mei Ling)さん、在日の台北駐大阪経済文化辦事處副組長黄水益(Huang, Shue-I)さんと同辦事處係長蔡元良さん、そして日本客家側からは関西崇正会副幹事長の桐島(陳)邦暉さんの6名である。台湾の客家の歴史とりわけ客家の映画「1895」の制作背景、現在の客家の文化活動、台湾の社会動向などについて話し合った。
 范佐銘さんらは、①民博が博物館だけでなく、研究や教育の機能も兼ね備えていることに驚ろかれ、このような博物館は台湾ではあまり見られない、②台湾では客家の文化を展示した客家文化園が各地で建設されるようになっているが、それは民博と異なり、客家のみを展示している、③苗栗の客家文化園などは、行政院客家委員会の主導で建設しており、建設目的が客家の言語と文化と保存することにあるなど、民博見学の印象を語り、最後に民博は世界の民族文化を展示しているので、今後、客家関係の展示をすることがあれば是非、協力と交流をしたいと述べてくださった。
 

2016年04月01日 15:20 | 全体 新着記事