国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2015年11月28日

台湾の工芸家と音楽家による研究公演

 中華民国(台湾)文化部から光点計画の財政支援を受けて、2015年度は本館助教授の河合洋尚さんが、台湾の客家文化を日本の皆さまに紹介する研究事業を展開した。その一環として、台湾客家の工芸家と音楽家をお招きして台湾の文化・芸術活動についての理解を深める研究公演が11月28日~29日に民博で開催された。
 これは、「伝統と創意―台湾客家の工芸と音楽」のタイトルの研究公演で、台湾から著名な2名の工芸家、李明祥さんと洪静文さん、そして高名な7名の音楽家、鐘彩祥さん、呉佩玲さん、黄沛文さん、鐘兆生さん、劉瑞梅さんと、羅思容さん、黄宇燦さんをお招きした。工芸に関しては、李さんが美濃紙で傘をつくり、洪さんが藍染を実演してくださった。そして演奏の部では、鐘彩祥さんと美濃竹頭背客家八音団が演奏を、歌謡は羅思容狐毛頭楽団の皆さまが祖先祭祀などに奏でられる八音の歌をそれぞれ披露してくださった。
 2日間にわたる研究公演をとおして、抜きんでた手仕事の技と、レベルの高い演奏と歌の分野で活躍されておられる台湾客家の方々のご活躍の歩みを、私たちが広く知り、客家の伝統工芸と音楽への理解を一層深めることができた。李さんは美濃紙でつくった希少な雨傘を記念にと館長室に寄贈してくださった。暖かいお気持ちに心から感謝します。

 

2015年11月28日 10:42 | 全体 新着記事