国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2016年04月19日

浙江大学との学術協定の調印式

 浙江大学と民博は2013年以降、それぞれに主催する国際シンポジウムへの双方の研究者が参加して発表し、また浙江大学図書館に「民博文庫」を設置するなど、親密な学術交流を続けて来ている。このたびは、浙江大学副学長の羅衛東(Luo Weidong)さんはじめ6名が4月19日に本館を訪れた。
 訪問者のひとり、同大学の人類学研究所副所長の阮雲星(RuanYunxing)さんは、2010~11年の1年間外国人客員教員として民博で研究に当たった。そのほかの訪問者は、図書館副館長の田稷(Tian Li)さん、図書館資源建設部主任の孙晓菲(Sun Xiaofei)さんと芸術与考古博物館研究部主任の缪哲(Miao Zhe)さん、社会科学研究院副院長の袁清(Yuan Qing)さんおよび中華人民共和国駐大阪総領事の盛弘強(ShengHongqiang)さんである。
 私と羅衛東さんが民博と浙江大学人類学研究所・図書館との間ですすめる①研究者などの人材交流、②人類学及び人類学史両事業に関する研究、③学術出版物の交換・寄贈を目的とする学術協定書に調印した。民博の20番目の国際交流協定である。
 現在、浙江大学は国家の研究教育方針に基づいて巨大な芸術与考古博物館を建設中で、所蔵している膨大な書画、古文書、歴史資料、文化遺産資料、考古学資料、及び敦煌などの壁画のデジタル映像などの研究成果を展示によって、学生の教育に活用することが期待されている。比較的手薄な日本の歴史資料に関しては、海外にあるコレクションの収集を進めているとのことである。来年秋に同博物館は、開館する予定であり、観覧が楽しみである。また、民具や民俗資料にかんしては「民芸」作品を収集することを私の方からアドバイスした。今後、本協定に基づいて国際シンポジウムや国際共同研究、および連携展示などを行うことで合意した。

2016年04月19日 13:29 | 全体 新着記事