国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2016年04月21日

アセアン韓国センターからの見学者

 アセアン韓国センターから、本館の文化人類学・民族学研究所と博物館との運営手法、民族誌資料の収集方法、展示のコンセプトと現地の意見を取り入れた展示手法、本館の民族学博物館としての特徴などを調べるために、同センターの事務局長の金英善(Kim Young-sun)、発展計画主任のKim Ki-hongさんと文化・観光部門担当のYoo In-sunが訪れた。同センターは2009年にアセアン10か国との貿易と投資の増大、観光客の文化交流の活発化に伴って設置された国際政府機関である。
 これまでに、アセアン諸国の工芸品や衣服などの展示、書籍やマルチメディアによる情報提供、講演会やゼミナール・ワークショップなどの開催によって韓国とアセアン諸国との人びとの相互理解を進めてきた。さらに将来、常設展と特別展を展開できる自前の展示場をもつ韓国文化センターないしは韓国資源センターを創設する計画があり、その情報収集が今回の訪問の目的である。
 吉田憲司副館長と岸上伸啓教授と私が質問に対応し、福岡正太准教授が音楽と東南アジアの展示場を紹介した。金所長らは、2時間滞在し、予想していたよりも本館の組織と展示、および収蔵資料の規模の大きさに驚くとともに積極的な研究活動を評価していた。
 アセアン韓国センターは、韓国とアセアン諸国との経済や文化の交流を深め、アセアン諸国に「韓流」が浸透しているという。アセアン韓国センターのメンバーは、ブルネイ・ダルサーラム、カンボジア、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイそしてベトナムの11か国である。

2016年04月21日 14:08 | 全体 新着記事