国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2011年03月11日

世界の捕鯨文化研究者の来館

クジラと捕鯨文化を研究している3名の外国人研究者が、本館の岸上伸啓教授が組織した3日間にわたる国際シンポジウム「世界の捕鯨文化の過去、現在、そして未来」 に参加するために来館した。デンマークのロスキルド大学(現在、ノルウエー北方空間開発研究所)からラスムス・ラスムッセン(Rasumus Ole Rasmussen)さん、オーストラリアのギルフィス大学からマイケル・ヒーズル(Mchael Heazle)さん、そしてハワイのビショップ博物館 からスーザン・レボ(Susan Lebo)さんんである。ラスムッセンさんは、グリーンランドでクジラの生息を研究しており、毎年数カ月は太陽の出ない島での生活をしているという。ヒー ルずさんは、日本滞在も長く現在はオーストラリアで日豪のクジラへの認識の相違について研究している。そしてスーザンさんは、18世紀以降の太平洋におけ る捕鯨の歴史について研究している。この3名のほか20名近い日本の研究者の報告からは、「捕鯨は人類の生業活動の一つで、クジラ資源の適切で、再生可能 な利用は認められるべきである」という共通の考えがうかがえた。

2011年03月11日 17:52 | 全体 海外からの来客