国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2011年03月05日

紛争問題研究の専門家の訪館

国際シンポジウム「日常を構築する―アフリカにおける平和構築実践に学ぶ」 に3名の紛争研究の専門家が参加した。お一人はノルウエー生命科学大学からのナダラジャ・シャンムガラトナム(Nadarajah Shanmugaratnam)教授で、スリランカ出身。日本の大学で10年ほど研究をした経験があり、現在は国際的に著名な紛争解決のための研究者であ る。オスロ国際平和研究所からのシンディ・ホースト(Cindy Horst)上級研究員は、アフリカの民族紛争の専門家である。そして、アフリカからはナイジェリアのオバフェミ・アウォロゥオ大学のチャールズ・ウケ ジェ(Charles Ukeje)准教授が参加した。上の二人は文化人類学者であるが、ウケジェさんは国際政治学を専攻し、西アフリカの紛争問題の専門家である。本シンポジウ ムは、本館機関研究員の内藤直樹さんの企画で鈴木紀准教授が組織する「機関研究―支援の人類学」の一環として行ったものである。日々の生活を営む人びとの 視線から、紛争後の生活回復・復興の希望とそれを実現するための当事者間、NGOや民間の人びとの活動に焦点を当てた、若手研究者主体のユニークなシンポ ジウムであった。

2011年03月05日 17:06 | 全体 海外からの来客