国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2010年09月21日

エジプト国文化省大エジプト博物館附属保存修復センター一行の来館

あのツタンカーメン王の黄金のマスクなどの所蔵で知られるエジプト考古学博物館は、収蔵品を守るための新たな保存修復センターを要望してきたが、エジプト 政府文化省は、それを受けて「保存修復センター」を併設する「大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum)」の建設を進めている。日本の国際協力機構(JICA)は、2008年から「大エジプト博物館保存修復センタープロジェクト」を実施し、資 金・技術の両面からこの大事業を支えている。同プロジェクトは、保存修復家、保存科学者などの人材育成と、保存修復およびその関連分野の技術協力を目的と しており、本館の教員もその中心的なメンバーとして活躍している。
今回は、大エジプト博物館付属保存修復センター長代理のオサマ・アブ・エル-ヘ イル(Osama Aboelkheir)さんはじめ4名が、本館を訪問・視察された。当日は、本館の田村克己副館長はじめ、小林繁樹文化資源研究センター長、保存科学を専 門とする園田直子教授、日高真吾准教授が、本館の概要を説明した。その後、博物館の組織構成や文化財収集等に関する意見交換を行った。途中からアラブ研究 の西尾哲夫教授、山中由里子准教授も加わり、エジプト側から、同国は多様な民族文化、地域文化をもっており、今後、研究面や資料収集、展示内容においても 本館との交流、協力の要望が出された。懇談後、一行は園田、日高両名の案内で、収蔵庫や展示場を見学した。

2010年09月21日 17:20 | 全体 海外からの来客