国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2010年06月25日

中国国家民族事務委員会一行の来館

近代化・工業化した日本における文化の保護・保存の視察のために中国国家民族事務委員会主任の楊晶氏をはじめ、同委員会の国際交流司長王泉利氏、文化宣伝 司長武翠英氏そして中央民族幹部学院副院長の陳楽斉氏ら6名が、日本外務省の招きで本館を訪問された。東アジア展示を約1時間見学し、そのあとの討論で展 示の工夫や30万点の所蔵品の5パーセントしか展示されていないこと、さらに世界各地の民族と文化を理解するための標本資料が展示されていることに、強い 関心を示されたことが明らかになった。なお、楊氏は昨年雲南で開催された国際人類学・民族学連合(IUEAS2009)の第16回昆明大会の責任者で、目 下その報告書を作成しており、完成後本館に寄贈してくださるとのことである。本館在学中の中国人大学院生と外国人客員の先生とも話をする機会をもった。そ して、本館と中国の人類学・民族学関連の研究機関との学術関係を強化する方向で合意した。
後日、日本外務省の同行者の方からは、楊氏らは「学術・教学・展示という形式の施設が中国でも出来ないかと真剣に話し合っておられた」との報告があった。みんぱくの研究所としての活動成果が教育と展示に反映されている事実を理解してくれたものとうれしい限りである。

2010年06月25日 17:24 | 全体 海外からの来客