国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2010年05月22日

パリ・デカルト大学の人口開発研究所所長の訪問

パリ・デカルト大学の人口開発研究所所長イブ・シャルビ(Yves CHARBIT)教授と、同研究所のヴェロニック・プティ(Véronique PETIT)准教授を迎えて、国際研究フォーラム「21世紀の地球人口について考える-アフリカにおける性・結婚・家族」を5月22日に開催した。このフォーラムは本館の三島禎子准教授の企画によるもので、日本からはアフリカ研究者のみならず、文化人類学や女性学、開発学などの専門家が参加し、活発な議論を展開した。
同 大学の人口開発研究所はフランス国立人口学研究所や国際援助機関、および世界の諸大学と協力しながら、世界の人口動態に関する研究をリードしている。学際 的なアプローチを特徴とし、今回のフォーラムでは他分野の研究者と交流ができたことを高く評価している。とくにこのような研究者たちを集結できる研究機関 としてのみんぱくに大きな関心をいだいている。
フォーラムに先立って行われた田村副館長との意見交換では、将来的にパリ・デカルト大学とみんぱく とが学術協定をむすび、世界の諸地域における研究を展開してゆくことが話題になった。人口学が対象とするのは、出生率や死亡率といった変動要因だけではな く、人が生まれて生きてゆく核になる家族や社会、および人の移動など多岐にわたる。世界的な研究ネットワークを広げることが重要である。今後は具体的な研 究テーマにおける研究者の交流とシンポジウムの開催などについて話し合いの進むことが期待される。

2010年05月22日 18:26 | 全体 海外からの来客