国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2012年03月09日

四川省民族研究所からの研究者

四川省民族研究所袁暁文所長、李錦さん、耿静さん、そして茂県羌族博物館蔡清館長が、愛知大学の松岡正子教授とともにみんぱく視察に訪れた。4名の訪問者はイ族、チャン族、チベット族(ギャロン語)、羌族の出身者。
この研究所は50名近い研究員が四川省に住んでいる少数民族の生活と文化を調査研究している。その理念と方法は、著名な文化人類学者費孝通さんの弟子、故・李紹明さんが所長を務めたこともあり、費孝通さんの人類学の構想を継承しているという。現在、四川経由で中国を南北に縦断する高速道路の開通を控え、伝統文化、とりわけチャン族の刺繍、イ族の漆や民族衣装などの文化財の価値とその維持について話し合った。また、四川地震の被災経験をもつ4名の研究者は、東日本大災害の現地、岩手県の宮古を訪れて文化財のレスキューと復興を目の当たりにして、本館の園田直子教授と博物館と災害についての話をした。

2012年03月09日 10:50 | 全体 海外からの来客