国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2012年10月12日

国際人類学・民族学科学連合(IUAES)の副会長の訪問

 IUAES副会長のピーター・スカルニックさん(Peter Skalník、チェコのフラデツ・クラーロヴェー大学上級講師)が10月12日に訪れた。大阪大学の栗本英世教授のアテンドで、民博の展示と図書室を3時間にわたって見学した。広大な展示場と大量の図書文献資料の所蔵には、いたく感心されていた。スカルニックさんは、1960年代からアフリカのガーナ北部で調査した著名な政治人類学者である。最近はポスト社会主義のヨーロッパについても研究を展開している。また、脱植民地期の民主主義などの近代的政治体制の導入と土着の政治・権力体制との相克についての世界規模の比較研究も行っている。私がオセアニア研究者であることから、マリノフスキーのトロブリアンド研究にも関心をもち、1970年代にはPNGに赴き調査をしたことなどについても会話の話題になった。日本文化に関心が強く、今回は京都大学と阪大での講演を兼ねた旅であった。

2012年10月12日 13:04 | 全体 海外からの来客