国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年02月14日

モンゴル国の資源開発のリーダーと研究者の訪問

 モンゴル国は1970年代から多種の地下資源の採掘と輸出により、国家経済を支えてきている。その鉱業開発の責任者であったホルツ(Khurts Choijin)さんとモンゴル国立大学のウド・バークマン(Udo B. Barkmann)さんがおとずれた。ホルツさんは1963年にロシアの大学で地質学を学び博士号を取得してから帰国して鉱山開発を先導してきた。日本の大学の研究者やJICAの技術支援をうけて、金銀銅やウランからあらゆる鉱物の採掘をおこない、鉱業大臣を歴任したが、現在は「資源ナショナリズム」のリーダー役で、モンゴル国立999コンソーシアムの顧問となり、政界を離れている。ホルツさんは本来、仏教哲学や人文学の道を歩むつもりであったが、社会主義時代の教育体制で、ロシアの教育者から地質学をあてがわれたという。ウド・バークマンさんは東ドイツ出身であるが、1970年代後半にモンゴル大学に留学し、その後もモンゴルにとどまりモンゴル学で学位を取得しモンゴル国立大学で教育に当たっている。
 お二人は、本館の小長谷有紀教授企画の国際シンポジウム「モンゴル国における鉱業開発の諸問題」に参加するための来日である。


2013年02月14日 13:45 | 全体 海外からの来客