国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2010年06月26日

ジェームズ・クリフォード教授の初来日と講演会

ポストモダン人類学の論客として著名なJ・クリフォード(James Clifford)教授が初来日/来館された。クリフォード教授は、人類学の批判的歴史家として1980年代から人類学の概念や方法論などについて根本的 な内省を促し、人類学の「再活性化」を牽引して来られた。このたびの訪日は財団法人国際文化会館の招きによるもので東京の国際文化会館と本館で公演を行っ た。コンタクトゾーンとしてのミュージアムの性格が強い本館においては「文化遺産の返還とその再生―アラスカ州コディアク島の仮面をめぐって」を テーマに、博物館の所蔵資料とその収集地域の人々や博物館等との資料共有化に向けての多様な可能性について持論を展開された。

2010年06月26日 17:39 | 全体 海外からの来客
2010年06月25日

中国国家民族事務委員会一行の来館

近代化・工業化した日本における文化の保護・保存の視察のために中国国家民族事務委員会主任の楊晶氏をはじめ、同委員会の国際交流司長王泉利氏、文化宣伝 司長武翠英氏そして中央民族幹部学院副院長の陳楽斉氏ら6名が、日本外務省の招きで本館を訪問された。東アジア展示を約1時間見学し、そのあとの討論で展 示の工夫や30万点の所蔵品の5パーセントしか展示されていないこと、さらに世界各地の民族と文化を理解するための標本資料が展示されていることに、強い 関心を示されたことが明らかになった。なお、楊氏は昨年雲南で開催された国際人類学・民族学連合(IUEAS2009)の第16回昆明大会の責任者で、目 下その報告書を作成しており、完成後本館に寄贈してくださるとのことである。本館在学中の中国人大学院生と外国人客員の先生とも話をする機会をもった。

2010年06月25日 17:24 | 全体 海外からの来客