国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館長だより

館長だより
2013年02月14日

モンゴル国の資源開発のリーダーと研究者の訪問

 モンゴル国は1970年代から多種の地下資源の採掘と輸出により、国家経済を支えてきている。その鉱業開発の責任者であったホルツ(Khurts Choijin)さんとモンゴル国立大学のウド・バークマン(Udo B. Barkmann)さんがおとずれた。ホルツさんは1963年にロシアの大学で地質学を学び博士号を取得してから帰国して鉱山開発を先導してきた。日本の大学の研究者やJICAの技術支援をうけて、金銀銅やウランからあらゆる鉱物の採掘をおこない、鉱業大臣を歴任したが、現在は「資源ナショナリズム」のリーダー役で、モンゴル国立999コンソーシアムの顧問となり、政界を離れている。ホルツさんは本来、仏教哲学や人文学の道を歩むつもりであったが、社会主義時代の教育体制で、ロシアの教育者から地質学をあてがわれたという。
2013年02月14日 13:45 | 全体 海外からの来客
2013年02月07日

ロシア連邦トゥバ共和国文部科学省大臣の訪問

 ロシア連邦とモンゴルに国境を接するトゥバ共和国のビチルデイ・カーディルオール(Bicheldey Kaadyr-ool)文部科学省大臣とビチルデイ・オリヤナ(Bicheldey Uliana)文化財保存センター長ご夫妻が本館の招待で26日から10日まで訪日した。ビチルデイ大臣は言語学と哲学を専門とする文学博士で、国会議員として選出され大臣の職に就いている。

2013年02月07日 10:52 | 全体 海外からの来客
2013年02月06日

フランスとオランダの博物館などの見学(1)―ケイ・ブランリ博物館(Musée du quai Branly)

 2013127日から26日までパリのケイ・ブランリ博物館やライデンの国立民族学博物館などを訪れて、現代の博物館の展示や活動について館長らと話し合った。 

2013年02月06日 14:44 | 全体 国際学術協定ほか
2013年02月06日

フランスとオランダの博物館などの見学(2)―パリ・デカルト大学(Université Paris Descartes)

 1月29日には、国立パリ・デカルト大学(旧第5大学)を訪問した。本館は当大学の人口開発研究所と学術協定を結んでおり、フレデリック・ダーデル(Frédéric Dardel)学長への表敬訪問と2013年度に本館で行う国際シンポジウムの打ち合わせのためである。学長に協定の内容を説明し、今後の学術交流について話し合ったあと、医学・医療の歴史を展示してある博物館を見学した。その後、人口開発研究所長のイヴ・シャルビ(Yves Charbit)さん、同研究所教授のボネ(Doris Bonne)さんと2013年3月に本館で開催する国際シンポの組織と内容について話し合った。

2013年02月06日 14:40 | 全体 国際学術協定ほか
2013年02月06日

フランスとオランダの博物館などの見学(3)―オランダのトロッペン博物館(Tropenmuseum:Museum of the Tropics)

 21日にアムステルダムの王立熱帯研究所(Royal Tropical Institute)附属トロッペン博物館を訪れた。この博物館は、オランダ領植民地であった熱帯地域での収集品を中心に展示している。この博物館は1864年にハールレムに設立された「植民地博物館」を祖とし、1926年にアムステルダムに設置された王立植民地研究所の管理のもとに新たに開館した。1979年の改修では、世界に先駆けて子供博物館(Tropenmuseum Junior)を設置した。

2013年02月06日 14:30 | 全体 国際学術協定ほか
2013年02月06日

フランスとオランダの博物館などの見学(4)―ライデン国立民族学博物館(National Museum of Ethnology, Netherland)

 2月4日ライデンの国立民族学博物館とシーボルト・ハウスを訪問した。民族学博物館は、フォン・シーボルトの日本収集品の収蔵を展示するために1864年つくられた日本とゆかりのある博物館である。現在、常設展は民族誌的展示を維持し、特別展でソース・コミュニティ(資料をつくり使用している人びとの住む社会)と連携した展示を行っている。常設展は、インドネシア、南・東南アジア、オセアニア、南西・中央アジア、アフリカ、日本、韓国、中国など広くカバーしている。当日、館長は日本出張で留守のため、ビジネス部長のジョン(John Sijmonsbergen)さん、アメリカ研究者のラウラ(Laura van Broekhoven)さん、オセアニア研究者のオヌ・ヴェイズ(Wone Veys)さんと現代の博物館の収集と展示の在り方について話し合った。

2013年02月06日 14:20 | 全体 国際学術協定ほか
2013年02月06日

フランスとオランダの博物館などの見学(5)―シーボルト・ハウス(Siebold Huis)

 シーボルト・ハウスは、日蘭交流400年記念して改築し、2005年3月にオープンした独立法人である。コーディネーターのディック・ラーツゲバー(Dick Raatgever)さんのお話では、シーボルトは文化的資料と動植物資料など約25000点の日本資料をオランダ政府の資金で収集したが、そのうち民族学的資料8000点を博物館が所蔵しているという。2階建ての展示室には、和船や日本家屋の克明な25分の1模型、からくり玩具、螺鈿細工の漆器、楽器や木工細工などの展示によって、19世紀前半の日本人の生活を詳細に知ることができる。家屋建築は、建築過程が逐一表現されており、家作りを可能にする技術伝承をも記録しているかのようでる。民族学的にも、科学的にも、そして芸術的にもすばらしいコレクションであることを改めて感じさせられた。

2013年02月06日 14:20 | 全体 国際学術協定ほか