館長だより
アリラン展と韓国国立民俗博物館長の訪問
韓国国立民俗博物館は昨年に同館で開催した「歴史の中のアリラン展」を世界巡回展として海外で展示することになり、その第一歩を本館から始めることになった。本館では韓国民博の申し出を喜んで受け入れ、企画展「アリラン―The Soul of Korea」として5月2日から6月11日にかけて開催している。韓国民博と本館は、20年前から「学術協定」を締結し、連携展示や映像共同撮影などの共同事業を行ってきた。今回の企画展もその一環で朝倉敏夫教授の企画のもとに実現の運びとなった。韓国民博側は、400点の展示品の輸送とその展示のために5名のスタッフを派遣してくれた。
サウジアラビア大使からの贈り物
駐日サウジアラビア大使館からムサ・ムハンマド・オマル(Musa Muhammed Omar)大使館顧問、ムーサ・ビンスべート(Musa Bin Subait)通信管理事務員ら3名が来館し、サウジアラビアの遊牧民の民族資料35点と9種類の図書の寄贈を受けた。これは昨年4月に同国大使アブドゥルアジーズ・トルキスターニ(Abdulaziz A. Turkistani)が訪館された際に、サウジアラビアの人びとの生活と文化を日本の人びとに知ってもらうためにそれらを贈ると語ったものである。まことに光栄なことである。
博物館学研修生の訪問
本年度の国際協力機構(JICA)委託事業「博物館学研修コース」は4月12日から7月19日まで行われ、アルメニア、エジブト、パレスチナ、ミャンマー、グアテマラ、エクアドル、ペルーの7か国から10名の研修生を受け入れている。研修生は、各国の博物館の副館長や中堅学芸員で、所蔵品の収集・整理・記録化や補修・保存、写真や映像撮影、資料データのデジタル化など、多種目の「授業科目」を選択的に学ぶ。本館での授業のほか、滋賀県立琵琶湖博物館の協力による博物館実習、東日本大震災の被災地研修、東京の博物館見学、広島の原爆資料館訪問など、実地研修も予定されている。
マックスプランク研究所からの研究者の訪問
ドイツのマックスプランク研究所の民族学部門のウルフ・シーフェンヒューベル(Wulf Schiefenhövel)教授が太平洋の貝製品と飾りの研究のため本館を訪れた。
ヨーロッパの博物館学の研究者の訪問
ドイツからエリザベス・テートマイヤー(E. Tietmeyer)さん(ヨーロッパ諸文化博物館長)とイギリスからインゲ・ダニエルズさん(オックスフォード大学社会・文化人類学研究所講師)が森明子教授主催の国際シンポジウム「文化を展示すること―日本とヨーロッパの遠近法を考える」に参加するために訪館した。
マダガスカルの博物館長の訪問
マダガスカルのアンタナナリヴ大学文明研究所芸術・考古学博物館長シャンタル・ラディミラヒ(Chantal Radimilahy)さんと前館長ジャンエメ・ラクトゥアリスア(Jean-Aime Rakotoarisoa)さん(現フランス国立東洋言語文化研究所教授)が飯田卓准教授の企画した特別展「マダガスカル 霧の森のくらし」の開会式に参列した。
モンゴル国の資源開発のリーダーと研究者の訪問
ロシア連邦トゥバ共和国文部科学省大臣の訪問
ロシア連邦とモンゴルに国境を接するトゥバ共和国のビチルデイ・カーディルオール(Bicheldey Kaadyr-ool)文部科学省大臣とビチルデイ・オリヤナ(Bicheldey Uliana)文化財保存センター長ご夫妻が本館の招待で2月6日から10日まで訪日した。ビチルデイ大臣は言語学と哲学を専門とする文学博士で、国会議員として選出され大臣の職に就いている。
アメリカ・パデュー大学のノラン教授の訪問
開発人類学や実践人類学の研究者として著名なリオール・W・ノラン(Riall W. Nolan)教授が12月15日、本館の鈴木紀准教授主催の国際ワークショップ「グローバル支援のための実践人類学:研究と実践のキャリア・プランニング」に参加するために訪れた。ノランさんは、国際的なNGOやアジア、アフリカ、オセアニアの諸機関で支援や開発に関する教育と研究を長年にわたって行ってきた。現在は、パデュー大学の大学院で開発人類学の人材養成を行っている。
モンゴル総領事の訪問
モンゴル国の在大阪総領事館の創設にあたり、総領事のダンバダルジャー・バッチジャルガル(Dambadarjaa Batjargal)さんとアタッシュのアルタイ・エンヘアマガラン(Altai Enkh-Amgalan)さんが表敬に訪れた。民博は、これまでにモンゴル国との間では、調査研究だけでなく、遊牧民の民族資料の収集、モンゴル国の博物館員の研修、研究者の招聘などを積極的に行い、学術的な関係を維持していることを説明した。その上で、これからも、初代館長梅棹忠夫のモンゴル研究資料のアーカイブス化などを進めるにあたって、モンゴル側の研究者との共同研究などの展開における協力を要請した。
ハイデルベルク大学のインド研究者の訪問
ネパールのポン教の学僧の訪問
本館はチベットのポン教の経典、仏像、図像など貴重な資料に関する研究を長野泰彦名誉教授が長年にわたり国際的な共同研究として行い、多くの刊行物をだしてきた。その成果の一端は、2009年に開催した企画展「チベット ポン教の神がみ」において公開された。その際にもポン教の学僧を招聘して祭具を制作してもらうなどの協力を得た。
世界の災害研究者が本館に集う
本館の日高真吾准教授が組織した国際シンポジウム「大規模災害とコミュニティーの再生」に参加するためにアメリカ、タイ、インドネシア、インドから6名の研究者とメディア関係者が本館を訪れた。ハリケーンカトリーナの経験者同志の語りを研究しているルイジアナ州立博物館のカレン・T・リーサム(Karen T.
中国東南部の大学からの研究者の訪問
厦門大学教授の鄧暁華さんと同副教授兪雲平さん、玉林師範大学副教授の陳碧さん、広東外語外貿大学講師の呉雲霞さんの4名が国際フォーラムに参加するために訪れた。このフォーラムは、田村克己教授と河合洋尚機関研究員、および外国人客員として本館に滞在していた鄧暁華さんが企画した「漢族社会におけるヒト、文化、空間の移動―人類学的アプローチ」である。フォーラムにおいては、これまで人類学分野では等閑視されてきた華人華僑社会(特に東南アジア)と中国社会との相互交流や文化還流などについて若手研究者を中心に新しい視点や方法論による調査資料等に依拠した報告と議論が展開されたという。
中国民族博物館の建設構想
中国ではオリンピックのメインスタジアム・鳥の巣一帯に中国の国家プロジェクトとして中国民族博物館、中国科学技術博物館(既設)、中国美術館、中国国学中心、中国非物質文化遺産(無形文化財)博物館、など6つの文化施設の創設が計画されている。22日に中国民族博物館の研究部主任鄭茜さん、情報センター館員の向林峰さん(苗族)、収蔵庫部門館員の謝軍さん(チワン族)と国家民族事務委員会財務司立項所所長の宋士坤さんが、博物館創設にあたって民博を参考にするために訪れた。現在、同博物館の要員は40名で、5万平米の地下2階地上4階の建物建設が予定されている。主な議論は、国家レベルでの民博の役割と期待、博物館の柱を研究、展示、社会貢献のどれに軸を置き、研究予算はどれくらいか、メディアへの広報方法、博物館学の研究と展示の成果などで、いずれも鋭い質問に関するものであった。
モンゴルのカラコルム博物館長の訪問
民博の11名の研究者が7月に国際共同研究のために訪れたカラコルム博物館の館長ブンドホロル(B. Bundkhorol)さん、国際遊牧文明研究所研究員のオチル(A. Ochir)さん、モンゴル国立大学社会科学部人類学考古学部長エデネバト(U. Erdenebat)さんらが、大谷大学文学部教授松川節さんの案内で本館を訪れた。今回の日本訪問は、松川さんの科学研究費補助金によるモンゴルのエルデネゾー寺院などの歴史学的研究に伴う招聘である。民博とカラコラム博物館との今後の連携をめぐって、学芸員・研究員の招聘や本館教員の派遣による保存科学研修などについて話し合った。
国際人類学・民族学科学連合(IUAES)の副会長の訪問
IUAES副会長のピーター・スカルニックさん(Peter Skalník、チェコのフラデツ・クラーロヴェー大学上級講師)が10月12日に訪れた。大阪大学の栗本英世教授のアテンドで、民博の展示と図書室を3時間にわたって見学した。広大な展示場と大量の図書文献資料の所蔵には、いたく感心されていた。スカルニックさんは、1960年代からアフリカのガーナ北部で調査した著名な政治人類学者である。最近はポスト社会主義のヨーロッパについても研究を展開している。また、脱植民地期の民主主義などの近代的政治体制の導入と土着の政治・権力体制との相克についての世界規模の比較研究も行っている。私がオセアニア研究者であることから、マリノフスキーのトロブリアンド研究にも関心をもち、1970年代にはPNGに赴き調査をしたことなどについても会話の話題になった。
タイ国外務省東アジア局東アジア第4部長の訪問
チャーチャイ・チャイワイウイット(Cherdchai C.)さん(東アジア局東アジア第4部長)が9月26日に、タイ国王訪日五〇周年記念を来年にひかえ、本館とタイの大学・研究機関・博物館との協力の現状や将来の計画について話し合うと同時に展示見学のために訪れた。おつきのカノックワン・ゲーチャイマート(Kanokwan K.)さん(東アジア局第4部)は京都大学に留学し、帰国後に外務省に勤めたという。本館の寺田吉孝教授と平井京之介准教授を交えた部長との話においては、本館の研究者のタイ研究の実績、タイの大学との協力関係、そしてタイの博物館から学芸員の招聘による研修などについて意見を交換した。来年の五〇周年記念事業として共同で行える事業について検討し、研究公演の可能性について探ることで合意した。
ハワイ大学のミクロネシア言語学者の訪問
ミクロネシア諸語、とりわけポーペイ語研究の権威、ケン・レー(Kenneth Rehg) 教授が、菊沢律子准教授が組織した国際シンポジウム「手話言語と音声言語のシンポジウム(1)-言語の記述・記録・保存」に参加するために7月28日~30日のあいだ本館を訪れた。レー教授とは1982~83年のミクロネシア連邦チューク州のモートロック調査を共同で行った。ポーペイ州には20世紀初頭にサタワン、ルクノール、エタールなどモートロック諸島からの移住した人々の子孫が数千人住んでいる。その調査以来、ハワイ大学で何度かお会いしたが、レー教授のみんぱくを訪問するのは初めてで、20年ぶりの再会である。
台湾のタイヤル族の芸術家(工芸作家)の訪問
タイヤルで文化復興運動を主導しているタイヤル染色文化園野桐工房(泰雅染色文化園区野桐工房)の、尤瑪達陸さん、弗耐瓦旦さん、謝美如さんが本館所蔵の台湾資料を熟覧するために野林厚志教授の招きで6月25日から2週間の予定で訪れた。

韓国Dongsoon Art Centerの金所長の訪問
ソウルの大学路にある有名な演劇場と民俗博物館を擁する東崇芸術センターのキムオクランKim, Ockrang)所長が本館の寺田吉孝教授の紹介によりの5月21日に訪れた。自らの博物館の紹介と本館の韓国展示を見学した。

サウジアラビアの在日大使の訪問
駐日サウジアラビア王国の特命全権大使、アブドウルアジース・トルキスターニ(Abdulaziz A. Turkistani)博士が4月7日に文化交流の促進と展示見学に訪れた。
韓国文化院長の訪問
大韓民国大阪総領事館韓国文化院の朴英恵院長と李昌秀副院長が4月3日に着任の
あいさつと本館の韓国研究と展示の視察に訪れた。
韓国では李明博政権のもとで海外への移住と経済的進出だけでなく、韓国の文化の紹介と普及を国家事業として展開している。韓国文化に対する世界の人びとの的確な理解を促し、友好な関係を促進するためである。
朴さんは日本で生活したことがあり、流ちょうな日本語で韓流ドラマをはじめ韓日の文化交流の在り方について抱負を述べた。
フェアートレードの研究者の来館
発展途上国を中心に展開されているフェアートレードについての著名な3名の研究者が本館を訪れた。ドミニカのFUNGLODEコンサルタントのマルコ・コシオネ(Marco Cosione)さん、ウイスコンシン大学マディソン校のサラ・ベスキー(Sarah Besky)さん、サセックス大学のピーター・ルチフォード(Peter Leutchford)さんの3名である。マルコスさんはラテンアメリカの経済発展とコーヒーやバナナなどのフェアートレードの在り方、ルチフォードさんはコスタリカやヨーロッパでオーガニック・フードの生産と流通における倫理について研究している。べスキーさんは、インドのダージリンの紅茶産業における農園労働者の地位などについて博士論文制作中。
ベトナムから生態学者の訪問
ベトナム生態学生物学資源研究所のリー・シャン・カン(Lee Xuan Canh)所長、グエン・ヴァン・ドゥ(Nguyen Van Du)民族植物部門長、ブイ・ヴァン・タン(Bui Van Than)研究員が学術協定の調印を兼ねて本館の見学に訪れた。この研究所は、180名の研究者が植物や環境に関する調査研究を行うベトナムで最大規模の研究機関である。
所長の話では、現在でも外国人研究者のベトナムの農山村調査には大学や国立機関との学術連携協定が不可欠であるという。
四川省民族研究所からの研究者
四川省民族研究所袁暁文所長、李錦さん、耿静さん、そして茂県羌族博物館蔡清館長が、愛知大学の松岡正子教授とともにみんぱく視察に訪れた。4名の訪問者はイ族、チャン族、チベット族(ギャロン語)、羌族の出身者。
インクルーシブデザインの専門家の訪館
インクルーシブデザインは、多様な存在を包摂する社会の在り方を追究するイギリス生まれの新コンセプト。とくに、高齢者、障がい者などの社会的弱者や医療、労働、都市、環境などの問題を解決するためのデザインである。イギリスの王立芸術大学院ヘレンハムリン研究所客員のジュリア・カセム(Julia Cassim)さん、マイク・エアーズ・デザイン代表のマイク・エアーズ(Mike Ayers)さん、そしてダルウィッチ美術館教育センター長のジリアン・ウォルフ(Gillian Wolfe)さんの3名が訪れた。カセムさんは名古屋を中心に博物館や美術館の入館者のアクセスや観覧のアメニティなどについて調査研究した、この分野の世界的権威である。本館の展示に対して改善点を指摘したが、新しい「探究ひろば」に関しては利用者中心であることを評価していた。
高齢者ケアーの研究者の来館
高齢者のウエルビーイングを追究している2名の研究者が来館した。シンガポール国立大学のレン・レン・タン(Leng Leng Thang)准教授、モナシュ大学準教授のスーザン・フェルドマン(Susan Feldman)である。タンさんは、日本の高齢者の調査研究を行ってきた文化人類学者で、現在はシンガポールにおける中国人社会の老人のケアーにおける儒教の影響について、フェルドマンさんは、オーストラリアの寡婦の社会的経験や異出身国の移民からなる農村コミュニティの高齢者問題について研究している。お二人は本館の機関研究「ケアと育みの人類学」を主宰する鈴木七美教授の国際シンポジウム「エイジング―多彩な文化を生きる」に参加した。
海外から博物館展示の専門家の訪問
民族芸術と博物館展示の著名な研究者の訪問を受けた。ザンビアからはルサカ国立博物館長のG.ムデンダ(G.Mudened)さん、南アフリカからはウィッツウォーターズランド大学のA.ネトルトン(Nettleton)さん、フランスからは国立東洋音楽言語文化大学・INALCOのJ.M.ラクトゥアリスア(J.M.Rakotoarisoa)さん、イギリスからはイースト・アングリア大学のJ.マック(J.Mack)さん、そしてアメリカからはスミソニアン協会、国立アフリカ美術館のC.クリーマー(C.Kreamer)さんとカリフォルニア大学ロサンゼルス校のM.N.ロバーツ(M.N.Boberts)さんの6名である。J.マックさんは本館の客員教授として1997年本館の吉田憲司教授と特別展「異文化へのまなざし」を開催した。
エストニアのタルト大学のデザイン研究家の訪問
タルト大学ヴィルジャンディ文化科学院(Viljandi Culture Academy)のK.スンマターヴェト(KART SUMMATVET)さんが、国際シンポジウム「バルト海周辺地域の日本コレクション」(2月4~5日開催)に参加するために訪れた。
タルト大学をはじめエストニアの博物館などには、江戸末期に収集された日本資料が保存されているという。
中国西南民族大学彝学学院の先生方の訪問
中国の西南地域(四川省・雲南省・貴州省)に住む人口800万人の彝族についての教育・研究を専門に行う西南民族学院の15名の教員が1月12日に訪れた。
国立台湾歴史博物館長、呂先生の訪館
2011年10月に国立台湾歴史博物館が台南にオープンした。
台湾には国立歴史博物館、国立台湾博物館、国立自然科学博物館など多くの国立の博物館があるなかで、この博物館は台湾に住む多くの人びとの歴史と文化について展示を通して「台湾人」の相互理解とアイデンティティを深めることを目的としている。台湾ナショナリズムの動きを背景に進められた国家プロジェクトであるといえよう。開館1カ月で10万人と、展示場にあふれるほどの入館者があった。しかし、呂館長は、「これはもの新しさ見たさの台湾人の風潮で、真に見たい人がゆっくり展示を観覧できない」と入館者数だけでは喜べないと述べていた。
中国社会科学院の研究者の訪問
中国の文化人類学の拠点の一つ、社会科学院民族学人類学研究所から4名の研究者が、韓敏さんの組織した国際フォーラム「グローカル化の中の文化伝承」へ参加するために来館した。
モンゴルのシャマニズム研究者の色音さん、経営人類学が専門の舒瑜さんと張継焦さん、社会人類学研究の劉正愛さんと、いずれも自社会である中国・モンゴルを研究している多彩な顔ぶれである。みんぱく側からも塚田さん、横山さん、佐々木さん、小長谷さん、野林さん、平井さん、藤本さんなど、東アジア・東南アジア・中央・北アジアの専門家が参加した。また、国内からは渡辺欣雄(中部大学)、周星(愛知大学)などが参加した。
みんぱくと社会科学院の今後の共同的な研究の第一歩となった。

オイラド・モンゴルの研究者の総結集
梅棹忠夫の『モゴール探検記』は、アフガニスタンの山岳地帯に残る13世紀のモンゴル軍団の末裔とその言語を探す調査記である。
このモゴール族のように、ユーラシアの各地にはチンギス・ハーンの軍団の一部が定着し、その末裔が暮らしている社会が存在する。その人びと(オイラド・モンゴル)を対象にした国際シンポジウム「オイラド・モンゴル研究の新展開」が開催され、20名近くの研究者がみんぱくに集った。
このミニ学会の仕掛け人は小長谷有紀教授と外国人客員のI.ルハグワスレン(モンゴル国立技術科学大学)教授で、ロシア、モンゴル、中国、日本からオイラド系集団についての歴史学、言語学、民族学の専門家がモンゴル語で発表と議論を繰りひろげた。
インド大衆芸術の3名の研究者の訪問
みんぱくで三尾稔准教授が開催している企画展「インド・ポピュラーアートの世界~近代西欧との出会いと展開」関連の国際研究フォーラム「近現代インドにおけるナショナリズムと大衆文化」へ参加するために3名の外国人ゲストをお迎えした。

廣西民族博物館長の訪問
![[img]](http://www.minpaku.ac.jp/sites/default/files/kancho20111028-002.jpg)
東アジア地域の人類学会のリーダー会議
中牧弘允教授を組織代表者として9月8日から10日にかけて国際シンポジウム 「東アジアの光と影―健康、富裕、『餓鬼』」およびワークショップなどが本館で開催された。
フランスのデカルト大学のC.Z.ギルモト教授の訪問
フランスのデカルト大学の人口開発研究所(Centre Population et De'veloppement:CEPED)のギルモト(Christophe Z. Guilmoto)教授は、インドとヴェトナムにおいて人口統計学的手法によって家族の動態を研究している。今回の訪問は二つの目的があり、ひとつは本館の鈴木七美教授が組織した国際シンポジウム「アジアにおける生殖補助技術と子どもの誕生・親族・ジェンダー」において、ヴェトナムの「息子優先選択」の実態についての報告、と二つ目は本館との学術協定の打ち合わせのためである。
ベトナム社会科学院からの訪館
浙江大学羅副学長の来館

浙江大学羅衛東副学長兼社会科学研究院長、黄華新人文学院長と盛暁明同副院長の3名が、神戸大学の王柯教授(大学院国際文化学研究科)とともに訪れた。
アムステル大学のNiko, Besnier教授の訪問
Niko Besnier教授は、オセアニアのツバル、トンガ王国、日本などでフィールドワークを行い、言語コミュニケーション、海外移住、トランスジェンダーなどについて多くの成果をあげている。上海交通大学呉旦副学長の訪問
中国と日本における博物館について意見を交換した後、展示場を見学して、触れる展示に感激していた。スタンフォード大学名誉教授、Befu Harumi 先生の訪問
Befu Harumi(別府 春海)先生は、みんぱくの本館の創設期から、国際シンポジウムや梅棹忠夫初代館長の主宰する「文明学」の国際シンポジウムのコーディネーターとして、本館の研究の発展に貢献して下さった。
今回は、HRAF(Human Relation Area File)日本の岡山データの整理のための来館である。
コーネル大学宮崎准教授の訪問
コーネル大学東アジア研究センター長の宮崎広和准教授が、京都と福井で「金融の人類学的」調査のために訪日しており、みんぱくの「ウメサオタダオ展」と新しいオセアニア展示の見学を兼ねて訪れた。宮崎さんは、オセアニアのフィジーを中心に調査研究をおこない、オーストラリア国立大学で学位を取得した。
2005 年から東京大学社会科学研究所の玄田有史教授が中心になって始めた「希望を社会科学する」学際的共同研究に加わり日本で金融機関を対象に研究を行っている。彼のフィジー研究は、The Method of Hope: Anthropology,Philosophy and Fijian Knowledge,Stanford Univ. Press,2004 で発表し、日本語でも『希望という方法』以文社、2009として刊行している。
台湾国立台北芸術大学黄准教授の訪問

台湾の原住民研究者、楊南郡さんの訪問
楊南郡さんは、台湾行政院原住民委員会の専門委員で、日本統治時代の日本人人類学者の学術研究のいとなみを調査する目的で訪館した。今回は台湾国史館の委 託をうけ、本館所蔵の鹿野忠雄さんのアーカイブスならびにアチック・ミュージアム資料を渉猟し、「鹿野忠雄の評伝ビデオ」を制作」することであった。


ロシア、クンストカーメラ博物館の日本研究者の訪問
ロシア科学アカデミーのピョートル大帝人類学民族学博物館(通称クンストカーメラ)から二人の日本研究者が訪れた。アレクサンダー・シニ―ツイン (Alexander Sinitsyn)さんは、民族学者であるが当館が所蔵する日本資料に関心を持って研究を進めている。もう一人のアンドレイ・ソコロフ(Andorei Sokolov)さんはアイヌ研究者で、当館には7千点以上のアイヌ資料が所蔵されており、その研究と整理を行っている。彼は本館の展示と所蔵のアイヌ資 料を熟覧して感激していた。両氏は、日本文化研究機構の「在外日本関連資料」プロジェクトの一環として本館が開催した国際シンポジウム「バルト海周辺地域の日本コレクション」に参加するための来館である。

サハリン国立総合大学長の訪問
サハリン国立総合大学長のミシコフ・ボリス・ラマザノヴィッチ(Misikov, Boris Ramazanovich)さんと同大学の日本語学科長のシャシキナ・オリガ・ヴラジミロヴナ(Shashkina, Oliga Vlagimirovna)さんが訪れた。サハリン国立大学は、16000人の学生数を抱え、日本の大学とも学術協定を締結して学生交換を行っているとの こと。本館とは、樺太・千島の先住民研究についての調査と研究についての協力関係を強化することで話し合いが進んだ。

世界の捕鯨文化研究者の来館
クジラと捕鯨文化を研究している3名の外国人研究者が、本館の岸上伸啓教授が組織した3日間にわたる国際シンポジウム「世界の捕鯨文化の過去、現在、そして未来」 に参加するために来館した。デンマークのロスキルド大学(現在、ノルウエー北方空間開発研究所)からラスムス・ラスムッセン(Rasumus Ole Rasmussen)さん、オーストラリアのギルフィス大学からマイケル・ヒーズル(Mchael Heazle)さん、そしてハワイのビショップ博物館 からスーザン・レボ(Susan Lebo)さんんである。ラスムッセンさんは、グリーンランドでクジラの生息を研究しており、毎年数カ月は太陽の出ない島での生活をしているという。

紛争問題研究の専門家の訪館
国際シンポジウム「日常を構築する―アフリカにおける平和構築実践に学ぶ」 に3名の紛争研究の専門家が参加した。お一人はノルウエー生命科学大学からのナダラジャ・シャンムガラトナム(Nadarajah Shanmugaratnam)教授で、スリランカ出身。日本の大学で10年ほど研究をした経験があり、現在は国際的に著名な紛争解決のための研究者であ る。オスロ国際平和研究所からのシンディ・ホースト(Cindy Horst)上級研究員は、アフリカの民族紛争の専門家である。そして、アフリカからはナイジェリアのオバフェミ・アウォロゥオ大学のチャールズ・ウケ ジェ(Charles Ukeje)准教授が参加した。

大韓民国文化財庁無形文化財課一行の訪問
大韓民国文化財庁無形文化財課より、キム・チソン行政事務官、イム・スンボム学芸研究士、イ・ミョンヒ主務官、チン・ヨンファン主務官が、東京芸術大学の金宰永教育研究助手の案内と通訳をともに訪れた。 本館では、田村克己副館長が太田心平助教とともに対応した。現在韓国文化財庁は全羅北道全州市にアジア太平洋無形文化財殿堂の建設を計画中であり、そこでは公演、展示、伝承、伝達の機能をもつことが計画されており、それに向け韓国を中心に世界各国の無形文化財のアーカイブの作成と活用に関する作業を行っているとのことである。 本館はこうした事業について先進的役割をしているとして、運営方針や展示運営、公演事業等に関し質疑応答があり、本館における資料の公開とその運営について意見交換が行われた。また、将来的に本館と協力して事業を展開する可能性も話された。

大雲南民族音楽研究者の訪問
雲南民族音楽の世界的研究者、張興榮(雲南芸術学院音楽学院教授)、李薇兒(雲南芸術学院音楽学院准教授)そしてHelen Rees(ヘレン・リーズ、 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授)の3氏が12月13日に訪れ、中国南部の民族音楽研究の歴史と現在について懇談した。3名の研究者は、12月11 日に開催された総研大博士課程院生の伊藤悟君が企画した国際シンポジウム「雲南少数民族の伝統音楽」 へ参加するための訪館であった。本館からは、横山広子准教授、韓敏准教授と塚田誠之教授が懇談に加わった。張さんは学生時代から雲南省の諸民族の歌にひか れ、以来25の少数民族の芸能文化について30年にわたり調査研究を行っている。

ヤオ族研究者の来館
ヤオ族の儀礼研究をしている張頸松(中国湖南省文学芸術界聯合会副主席)さんとヤオ文書の解析をしている0bi,Lucia(ドイツバイエルン州立図書館 オリエント・東アジア部研究員)さんが、本館の中国展示と連携展示「アジアの境界を越えて」の観覧と研究情報の交換のために、蔡文高(神奈川大学非常勤講 師、通訳)および吉野晃東京学芸大学教授とともに訪れた。張さんは漢人であるが、幼少時からヤオ族の人びとと生活したことでヤオの儀礼文化に関心を持ち、 大学で専門に研究するようになったとのこと。オビさんは、台湾の大学に留学していたことから、漢文化とヤオ文字への関心が強くなり、図書館が所蔵する膨大 なヤオ族抄本文書の整理と分析にあたっている。本館の塚田誠之さんと中国展示のヤオ展示を見てをみて、ヤオの文化の精髄を表現しており、また漢文化と少数 民族文化を丁寧に展示してあり好感がもてると述べている。

インドネシア共和国国立図書館副館長一行の訪問
インドネシア共和国国立図書館副館長(収集活動・情報サービス担当)のリリック・スリステョワティ(Lilik Soelistyowati)さんはじめ8名が、本館を訪問・視察した。当日は、本館の田村克己副館長、図書委員長である岸上伸啓教授、民族音楽学・東南 アジア研究の福岡正太准教授らによる本館の概要説明をうけたのち、高橋安司情報サービス課長の案内で館内施設を見学された。なかでも、文化人類学・民族学 のさまざまなテーマに関連した60万冊の資料を所蔵する本館の図書室の視察では、図書の分類配下、目録作成、窓口サービス等について熱心に視察されたほ か、図書館業務のあり方に関して意見を交換した。インドネシア共和国における図書館の、今後の更なる発展を期待する次第である。

洞窟壁画・岩面画研究の専門家の訪問と特別展見学
国指定史跡フゴッペ洞窟発見60周年記念シンポジウム「世界から見たフゴッペ洞窟」(11月7日北海道余市町にて開催)に参加されたフランス国立パリ自 然史博物館教授ドゥニ・ヴィアル(Denis VIALOU)、同教授アゲダ・ヴィレーニャ・ヴィアル(Agueda VILHENA VIALOU)夫妻、中国湖北省三峡大学の楊超教授が、大塚和義本館名誉教授の案内で来館された。ドゥニ・ヴィアル教授は、有名なフランスのラスコーの壁 画の発見者であるアンドレ・ルロワ=グーラン教授の後継者として、洞窟壁画の構造主義的解釈を継承、発展させている。

スウェーデン国立高齢化・高齢期研究所長の訪問
スウェーデン国立高齢化・高齢期研究所長でリンシェピン大学社会福祉学部教授、エヴァ・ジェプソン・グラスマン(E.J.Grassman)さんが、本館の機関研究「包摂と自立の人間学」の国際シンポジウムの一環として開催した「希望社会への道ースウェーデンと日本のウエルビーイングの思想と市民社会」 に参加するために来館した。私たちは、スエ―デンにおいては、あらゆる福祉関連の制度が国家によって保障されていると思いがちであるが、彼女は老後のケア や雇用などを、インフォーマルセクターや市民ボランティアによって支えられている実際を語ってくれた。老人のくつろげる居どころや健康なよき生き方、未来 への生きがいなどは、市民社会の人びとの支えによって実現していることを強調した。

モンゴル馬頭琴奏者の「人間国宝」の訪問
モンゴル国立馬頭琴交響楽団指揮者でユネスコから世界無形文化遺産に認定された馬頭琴の奏者、ツェンド・バトチュルーン(T.Batchuluun)さん が、在日のホーミー演奏家のマハバル・サウガゲレル(M.Lkhagvagerel)さんと挨拶に訪れた。バトチュルーンさんは、12歳から馬頭琴をはじ め、現在はモンゴルの人間国宝級である。氏は、国際交流基金の招聘で1年間、日本の伝統音楽などの保存、演奏、創作などの活動について日本の民族音楽学の 専門家から伝授を受けている。日本滞在中は、世界各地を巡回する演奏会には加われないが、現在はモンゴルの伝統音楽の維持と創生のための知識と技術を習得 する方が重要であると抱負を語ってくれた。また、大阪に住んでいるのでみんぱくの展示の魅力を知るために、これからも観覧に訪れるとのことである。

エル・アナツイさんの撮影者と教え子の来館
「エル・アナツイの世界」 と題する映画会と国際シンポジウム(10月30日)を開催し、エル・アナツイさんの制作活動を撮影したコロンビア大学のスーザン・ボーゲル (S.Vogel)さんとエル・アナツイさんから大学時代に美術の教えを受けたカリフォルニア大学のシルベスター・オベチエ(S.Ogbechie)さん を招聘した。ボーゲルさんは、アフリカで最高のアーティストと見込んで2006年から2年間ナイジェリアとガーナに赴いて、エル・アナツイさんを撮影し た。その動機を、「作品が動き、ノイズがともない、またパーフォーマンスがある」芸術を生み出す作者にひかれたと述べている。

エジプト国文化省大エジプト博物館附属保存修復センター一行の来館
あのツタンカーメン王の黄金のマスクなどの所蔵で知られるエジプト考古学博物館は、収蔵品を守るための新たな保存修復センターを要望してきたが、エジプト 政府文化省は、それを受けて「保存修復センター」を併設する「大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum)」の建設を進めている。日本の国際協力機構(JICA)は、2008年から「大エジプト博物館保存修復センタープロジェクト」を実施し、資 金・技術の両面からこの大事業を支えている。同プロジェクトは、保存修復家、保存科学者などの人材育成と、保存修復およびその関連分野の技術協力を目的と しており、本館の教員もその中心的なメンバーとして活躍している。

アフリカのアーティスト エル・アナツイさんの美術展
私が大英博物館とニューヨークの近代美術館で、その大きさと多彩な色づかいに強烈な衝撃を受けた作品がある。その作者、ガーナ生まれ、ナイジェリアで創作 活動をしているエル・アナツイさんが、本館の特別展「彫刻家エルアナツイのアフリカ―アートと文化をめぐる旅」(2010年9月16日~12月7日)開催 のため1週間滞在した。この特別展は、本館准教授でアフリカ美術の研究者である川口幸也さんの企画によるものである。
エル・アナツイさんは、アフ リカの生活風景や奴隷貿易の歴史などを古木を材料に表現してきたが、2000年ごろから、空缶、リカー、ワインのふたやシールなどのアルミ箔を延ばして銅 線でつないだ大きな「織物」を作りはじめた。これまでに2度、ヴェネツィア・ヴィエンナーレに招待され、世界的に名が知られるようになった。

台湾国立台北芸術大学文化資源学院院長などの来館
台湾国立台北芸術大学文化資源学院院長の王嵩山教授、世界宗教博物館江韶瑩館長が、台北芸術文化研究中心の黄貞燕助教授とともに館長室を表敬訪問され、田村克己副館長、文化資源研究センターの吉田憲司教授、福岡正太准教授と意見交換した。
黄 貞燕助教授は、博物館学プロジェクト実施の打ち合わせのため4月にも来館し、館長室を訪問されているが、今回は、台北芸大はじめ、台湾各地の博物館の研究 者、学芸員など30名が、本館の吉田教授、福岡准教授の両名が中心になって実施する同プロジェクトの研修事業を受けるために来館した。同プロジェクトは、 一部、本館と台北芸大の学術交流協定にもとづくものであり、田村副館長から今後交流協定の趣旨にのっとって、研究上の協力や成果の公開の必要性が述べら れ、王院長などの同意をえた。今後も意見交換を重ねながら、相互の発展につなげていくことが望まれる。

韓国釜山外国語大学東南アジア研究所長の訪問
韓国釜山外国語大学東南アジア研究所長のパク・チャンシク(朴章植)さんと所員のペ・スーギョン(裵修卿)さんが本館を訪問し、田村克己副館長などと意見 交換した。パク所長は、大阪外国語大学(当時)に留学し、ビルマ語を専攻して修士課程を修了しており、当時から田村副館長と研究上の交流があった。その後 母国に戻り、韓国唯一のビルマ語専攻を釜山外大に設けるなど活躍を続けており、この度、彼の東南アジア研究所が、我が国の大型科研にあたるような HK(ヒューマニティ・コリア)の研究資金を獲得したことから、本館との研究交流を進めることを希望している。田村副館長は、東南アジア研究の研究者とし て全面的に協力していくこと、館の他の研究者にも呼びかけて組織的な交流を進めていくことを述べた。

東巌文化研究所(East Rock Institute)理事長、高恵星先生の訪問
8月27日(金)から29日(日)にかけて「カルチャーウェアとディアスポラ・ミュージアム」の第2回国際会議が民博で開催された。この会議の提案者は本 館の中牧弘允教授とアメリカの東巌文化研究所(East Rock Institute)理事長の高恵星先生。高先生はHRAFを創設期の民博に導入する際のアメリカ側の立役者である。また、ERIを元在米韓国大使だった ご主人と共に創設し、韓国系アメリカ人子弟のアイデンティティの確立に尽力してこられた。現在は、さらにその枠を広げ、カルチャーウェアをとおしてディア スポラ・ミュージアムの開設をめざしている。中牧さんによると、高先生らのねらいは故国を離れてアメリカに移住した「ディアスポラ」の人びとが、「カル チャーウェア」と称する文化的ルーツをもつ衣装をとおして、文化意識を高め、異文化交流をすすめる運動を展開していくことにあるとのこと。

ラージャスターンの民族芸能集団の来館
三尾稔准教授の企画による研究公演『インド 歓喜のしらべ―ラージャスターンの民俗音楽』が、8月1日(日)午後に本館の講堂で開催された。この公演で は、アディティヤ・バシン(Aditya Bhasin)さん(写真左から4人目)が主宰する「ラージャスターン・ルーツ」のメンバー10名が音楽と舞踊を披露した。

経営人類学の国内外の研究者がみんぱくに集う
本館では1993年から中牧弘允教授が「経営人類学」の共同研究会を組織し、17年間にわたり多くの成果をあげてきた。中牧さんはその成果を発展させ、昨 年雲南で開催された第16回国際人類学民族学連合大会で「グローバル時代の東アジアにおける会社文化の比較研究」のセッションを主宰した。その参加者の中 牧さん、チャンさん(張継焦;中国社会科学院)、ウォンさん(王向華;香港大学)が国際的な「経営人類学」の研究大会を定期的に開催しようということで 「意気投合」したそうである。その第一回目の国際フォーラム「ビジネスと人類学―ビジネスと聖空間」が、本館で7月22日から3日間開催された。

蔚山廣域市博物館推進園からの来客
韓国蔚山市は来年6月に博物館をオープンさせる予定である。来館した申衡錫さんと3名の研究員の話では、その博物館は市の産業史と歴史・民俗資料の展示を 中心にしたものであり、来年12月には、みんぱくにある「蔚山コレクション」(民俗資料)を中心に特別展を開催するとのことである。本館資料は 1936(昭和11)年、渋沢敬三さんが慶尚南道蔚山の達理で日本人研究者に収集させた約200点の生活用具で、アチック・ミュージアムで保管し、本館に 移管されている。この「蔚山コレクション」は、1987年に外来研究員として本館に滞在したソウル大学教授の李文雄教授が本館収蔵庫で発見したもの。

ジェームズ・クリフォード教授の初来日と講演会
ポストモダン人類学の論客として著名なJ・クリフォード(James Clifford)教授が初来日/来館された。クリフォード教授は、人類学の批判的歴史家として1980年代から人類学の概念や方法論などについて根本的 な内省を促し、人類学の「再活性化」を牽引して来られた。このたびの訪日は財団法人国際文化会館の招きによるもので東京の国際文化会館と本館で公演を行っ た。コンタクトゾーンとしてのミュージアムの性格が強い本館においては「文化遺産の返還とその再生―アラスカ州コディアク島の仮面をめぐって」を テーマに、博物館の所蔵資料とその収集地域の人々や博物館等との資料共有化に向けての多様な可能性について持論を展開された。

中国国家民族事務委員会一行の来館
近代化・工業化した日本における文化の保護・保存の視察のために中国国家民族事務委員会主任の楊晶氏をはじめ、同委員会の国際交流司長王泉利氏、文化宣伝 司長武翠英氏そして中央民族幹部学院副院長の陳楽斉氏ら6名が、日本外務省の招きで本館を訪問された。東アジア展示を約1時間見学し、そのあとの討論で展 示の工夫や30万点の所蔵品の5パーセントしか展示されていないこと、さらに世界各地の民族と文化を理解するための標本資料が展示されていることに、強い 関心を示されたことが明らかになった。なお、楊氏は昨年雲南で開催された国際人類学・民族学連合(IUEAS2009)の第16回昆明大会の責任者で、目 下その報告書を作成しており、完成後本館に寄贈してくださるとのことである。本館在学中の中国人大学院生と外国人客員の先生とも話をする機会をもった。

中国少数民族代表の学生の来館
中国の中央民族大学、西北民族大学など6民族大学から各民族を代表する55名、漢族の学生1名と関係者など計60名が5月31日に来館した。この事業は、 日本政府が推進している「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一環として中国青年代表団第一陣少数民族分団を受け入れたものである。55名全員が伝統の 民族服を身にまとって訪れてくれ、その優雅さと自らの民族と文化への誇りに圧倒された。本館の展示場では、自分の民族資料が展示されているか否か、展示の 仕方が正しいか、表記に間違いがないかなど熱心に見学した。懇談会でも、資料収集の方法から、少数民族の分類法、展示物への疑問など多くの質問と本館の膨 大な展示に感銘したなどのコメントを得ることができた。約3時間半の中国学生の滞在であったが、その好奇心と知識欲などのヴァイタリティにはこちらがたじ たじするほどであった。

パリ・デカルト大学の人口開発研究所所長の訪問
パリ・デカルト大学の人口開発研究所所長イブ・シャルビ(Yves CHARBIT)教授と、同研究所のヴェロニック・プティ(Véronique PETIT)准教授を迎えて、国際研究フォーラム「21世紀の地球人口について考える-アフリカにおける性・結婚・家族」を5月22日に開催した。このフォーラムは本館の三島禎子准教授の企画によるもので、日本からはアフリカ研究者のみならず、文化人類学や女性学、開発学などの専門家が参加し、活発な議論を展開した。

台湾国立台北芸術大学の黄貞燕助教授の来館
本館との学術協定に基づいて博物館学プロジェクトを展開している台湾国立台北芸術大学博物館研究所の黄貞燕助教授が今年の8月から9月にかけて実施する事 業打ち合わせに来館した。本館の吉田憲司教授と福岡正太准教授が中心になって本年は「民族文化の展示」に関するプロジェクトを行うが、そのプロジェクトに 台湾側からは、台湾博物館、台湾歴史博物館(2011年開館予定)、台湾国立台北芸術大学およびその他の機関からの研究者30名が参加する予定である。台 湾では、ナショナリズムと文化復興の動きが高揚しており、新しい歴史博物館や美術館、芸術館などの創設が相次いでいる。「台湾における多様な文化の維持と アイデンティティの確認のための文化の見直しなどの博物館活動に、みんぱくの民族資料の収集や展示、映像音響資料の活用法などが役立っている」と黄さんは 謝辞を述べている。

中国公共文化事業代表団の来館
王秀雲中国人民対外友好協会文化交流部主任を団長とする中国公共文化事業代表団が来館された。黒竜江省、甘粛省、浙江省、湖北省、雲南省、海南省など、中 国各地の博物館館長や専門家を中心に、文化行政に携わる方なども含め31名に及ぶ大デレゲーションであった。まず、田村副館長、および塚田誠之教授、韓敏 教授から説明があり、博物館機能を備えた研究機関としての役割や理念、研究内容に関する話に耳を傾けられ、続いて本館展示を熱心に見学した。当館所蔵の豊 富な民族資料にことのほか感動されていた様子であり、さらに展示方法にも大きな啓発を受けられたようであった。今日の訪問をきっかけにして、今後当館と各 博物館や研究者との交流が始まり、ひいては日中間の学術交流や博物館交流の進展につながることを大いに期待したいところである。

秦始皇兵馬俑博物館副館長の訪問
中国西安の秦始皇兵馬俑博物館副館長、曹瑋教授が神戸大学大学院国際文化学研究科の王柯教授と訪館された。目的は、2012年の日中国交回復40周年の文 化交流の企画立案と兵馬俑博物館の拡張・拡充の構想づくりのための本館の視察である。展示方法、映像音響のシステムからミュージアムショップ、さらに周辺 の公園まで見て回られた。兵馬俑博物館は1日に多い時には5万人、通常1万人の入館者があり、入館料は4億人民元(約55億円)でその70パーセントで館 を運営しているとのこと。また、兵馬俑の馬車は、上海万博で初めて外部展示されるので、日本での展示の可能性について話し合った。考古学者の副館長は、秦 始皇帝の墳墓の発掘など、将来の調査研究の計画を熱く語ってくれた。

ペルーのサンマルコス大学の考古学者の訪問
本館と学術交流協定を締結しているサンマルコス大学から、関雄二教授のパコパンパ遺跡発掘調査プロジェクトのカウンターパートである国立サンマルコス大学 考古学研究所長のD.M.モラレス・チョカーノ(Daniel Morales CHOCANO)教授と若い研究員フアン・パブロ・ビジャヌエバ(Juan Pablo VILLANUEVA)さんが訪れ、2010年度の発掘調査のワークショップを行った。ラモレス教授は、泉靖一先生の1960年代のアンデス発掘調査のと きに学生として参加して、考古学の魅力のとりこになったという。若い研究員は関さんの「強行な発掘スケジュール(徹夜など)」の発掘にはついていかない が、考古学と人類学の手法を学び取っていると語っている。本プロジェクトがペルーの優秀な若手考古学徒の養成の場になっていることは、心強いことである。

アフリカのマケレレ大学とナイロビ大学からの人類学者の訪問
ウガンダのマケレレ大学社会科学部長のE.K.キルミラ(Edward K. KIRUMIRA)さんと、ウガンダ漁業省の主任研究員らが岩手と和歌山で開催された漁業国際会議に出席し、本館を訪れた。同時に、京都大学を訪問中のケ ニアのナイロビ大学アフリカ研究所長のI.K. ニャモンゴ(Isaac. K. NYAMONG)さんも訪館した。1時間にわたり本館の三島禎子准教授の案内でアフリカ展示を見た後で、多くの意見をいただいたが、中でも「東アフリカの 展示がない」と強く指摘された。実際は、東アフリカの展示はあるが、アフリカ展示はなにを語ろうとしているのかが明確でないという批判でもあった。フォー ラム展示をコンセプトに展示したのに、「現地の人から適切な指摘」を受けることになり、再考の必要を痛感した。

アンダルシア音楽の歌姫と演奏家の訪問
新しい西アジア展示のプロモーションをかねて、モロッコからアラブ・アンダルシア音楽「ヌーバ」の天才的な歌姫、アミナ・アラウイ(Amina ALAOUI)さんと弦楽器ウード、ヴァイオリン、そしてドラム奏者の4人を招聘した。私は公演日に不在なため、21日昼食を共にして午後のリハーサルに 付き合ったが、アミナさんは本館講演のために、パリで自著の編集日数を短縮したことでの不眠と時差の影響で「頭が回らず」音合わせに苦労していた。22日 の本番では2回の公演の間に「赤い朝鮮人参」のドリンクを飲めば大丈夫と話していたが、1000人の観客がアミナさんの典雅な歌声に魅了されたとのことで ある。

ケンブリッジ大学モンゴル内陸アジア研究ユニットからの訪問者
本館の機関研究「歴史認識の人類学」の一環として小長谷有紀教授が主宰した国際シンポジウム「前社会主義諸国における近代化をめぐる理念・言説・実践」に 参加するためにケンブリッジ大学から社会人類学部長D.スニース(David SNEATH)さんとU.E.バラグ(Uradyn E. BULAG)さん、同大学のモンゴル・内陸アジア研究ユニット所長のH.ディームバーガー(Hildegard DIEMBERGER)さん、ロンドン大学の人類学部のV.ブチェリ(Victor BUCHLI)さんが館長室を訪れた。そのうちバラグさんとディムバーガーさんは、過去に本館の外国人客員として滞在した経験がある。

ベトナム社会科学院からのみんぱく視察団
ベトナム社会科学院副院長のグエン・スアン・タン博士(Dr. NGUYEN XUAN THANG), 同通信情報院院長のホ・シ・クイ博士(Dr.Ho SI QUY)ら8名の研究者が、博物館と都市計画、観光、自然環境との関係等について意見交換をするために本館を訪れた。本館では園田直子教授らがベトナムの 文化遺産の保存について教育指導にあたってきたが、今回は本館の展示を、ホーチミンにある博物館の民族展示に応用したいという意見が聞かれた。また、ベト ナムの諸民族の文化の展示と保存に向けての動きと、文化遺産や博物館の観光資源として開発を推進する強い姿勢がうかがえた。

北欧3カ国から4名の女性研究者が国際シンポジウムへ
本館の鈴木七美教授が企画した国際シンポジウム「子どもたちにとっての未来社会―北欧の思想と実践」 に、ノルウエー、デンマーク、スウエ―デンから子どものケアと教育を専門とする教育学と文化人類学の研究者、A.T.キエルホルトさん(ノルウエー子供文 化センター長)、E.グッレウさんとR.ギリアムさん(オーフス大学準教授)、そして、E-M・アンベッケンさん(スエ―デン出身の関西学院大学大学院教 授)が参加した。

フェアトレードのキープレイヤーによる国際シンポ
機関研究「支援の人類学」の一環として国際シンポジウム「フェアトレード・コミュニケーション-商品が運ぶ物語」 と国際フォーラムが鈴木紀准教授によって開催され、フェアトレードの国際機関、日米欧の団体、生産者団体の代表者7名が参加した。日本ではまだなじみが浅 く、市場規模も小さいフェアトレードですが、「公正な貿易」によって開発途上国の商品生産者を支援するこの取り組みは、グローバルには5000品目、4千 億円の貿易額に拡大している。わたしは、衣類、果物、コーヒーなどフェアトレードの品物を目にするとすすんで購入している。

中東5カ国の博物館等からの来客
中東のエジプト、イラン、イラク、シリア、トルコから博物館と観光省の上級研究員8名がJICA研修事業の一環として本館で4日間の講習を受けている。日 本訪問が初めての人がほとんどで、標本資料の保存管理、来館者応対、知的財産、博物館計画など多分野にわたる英語の講習を受講した。本館ではJICA研修 プログラムの一環として、昨年9月から12月にかけて世界各国から10名の若手博物館学芸員等を受け入れて、講習を行っている。本館の所蔵資料、展示や教 員の経験と知識が国境を越えて博物館活動に役に立っていることを実感でき、今後とも続けていきたい。

ロシア民族学博物館からの来客
Gorbacheva VALENTINA ロシア ロシア民族学博物館 シベリア部門長
京都文化博物館のアイヌ展の閉幕のために訪 日され、博物館長Vladimir GRUSMANさんから託された本館とロシア民族学博物館との学術交流の協定文を届けてくれる。また、この博物館のシベリア部門には9名の研究員が所属 し、シベリア地域の伝統的な物質文化の研究だけでなくエニセイ川に建設予定のダム(1000kmの流域が水没)の影響と被害についての現代的問題の調査を おこなうなど、ロシア民族学博物館の研究の現状を知ることができた。

ニュージーランド オタゴ大学からの来客
Glenn SUMMERHAYES ニュージーランド オタゴ大学 人類学部長
私が年末年始にかけて調査をおこなったニューカレドニアでの博物館とチバウ文化センターの展示内容や先住民の文化とラピタ土器などを話題に,オセアニア考古学の研究動向について話し合った。
中国西北民族大学等からの来客
僧 格 中国 西北民族大学民族学・社会学院副院長,教授
何 明 中国 雲南大学民族研究院長,教授
廖 国一 中国 広西師範大学歴史文化・旅遊学院教授
国際シンポジウム「中国南北の国境地域における諸民族の交流と文化の動態」の参加者。中国の西北・雲南地域の少数民族の経済変化に伴う社会文化変化と中国人研究者による研究の現状などについて話し合った。

国際シンポジウム「アンデス言説をめぐるコンフリクト」参加者の方々の来訪
Catherine JULIEN アメリカ ウェスタン・ミシガン大学 教授
Peter KAULICKE ペルー カトリック大学教授
Francisco Hernández ASTETE ペルー カトリック大学准教授
Hernán AMAT ペルー サン・マルコス大学 教授
José Luis MARTÍNEZ チリ チリ大学 教授
Kenneth MILLS カナダ トロント大学 教授
María Clara López BELTRÁN ボリビア カトリック大学 教授
フランス社会科学高等研究院からの来客
Maurice GODELIER フランス フランス社会科学高等研究院 教授
Boris WASTIAU スイス ジュネーブ民族誌博物館 主任学芸員
国際シンポジウム「21世紀の人類学と民族学博物館」 の基調講演者と報告者。ゴドリエさんと、ニューギニアのバルヤ族の調査と民族誌映画の撮影、本館がそのフィルムをビデオテークで公開していること、フラン スのケーブランリー博物館の展示の評価などについて話し合った。さらに、ゴドリエさんは、中国・日本の文化にも関心があり、干支の話になり、私より一回り 上の戌年生まれでありことがわかり、お互いに「共感するものがある」と納得しあったのが印象的であった。

韓国 アジア文化中心都市造成員会からの来客
林香淳 韓国 アジア文化中心都市造成員会副委員長
金種湜 韓国 アジア文化中心都市造成員会委員
趙仁淑 韓国 アジア文化中心都市造成員会委員
朴正子 韓国 アジア文化中心都市造成員会委員
オーストラリア国立大学考古学人類学部等からの来客
Nicolas PETERSON オーストラリア オーストラリア国立大学考古学人類学部 教授
Kado MUIR オーストラリア アボリジナル文化遺産研究 コンサルタント
ロシア民族学博物館からの来客
Vladimir GRUSMAN ロシア ロシア民族学博物館 館長
京都文化博物館で開催しているアイヌ展に展示品を貸与しており、その開幕に訪日し、本館を訪れた。ロマノフ王朝時代から膨大なアイヌ民族資料を所蔵しており、その科学的な保存管理について本館への協力を要請された。また、私と同じく2009年4月に館長になったので、お互いに博物館の活性化に向けて共同してがんばろうということになった。その一環として、博物館活動だけでなく、研究に関しても学術交流協定の締結に向けて協力することで同意した。

アメリカ パーキンス盲学校点字図書館等からの来客
Mike MELLOR アメリカ 元『マチルダ・ジーグラー・マガジン』編 集長,ジャーナリスト
Kim CHARLSON アメリカ パーキンス盲学校点字図書館部館長,北米点字委員会元会長
Brian CHARLSON アメリカ キャロルセンター コンピューターインストラクター
Lee MOODDY アメリカ プリンストン大学 英語チューター
ニューヨーク大学からの来客
Barbara KIRSHENBLATT-GIMBLETT アメリカ ニューヨーク大学 教授
国際フォーラム 「博物館における過去の表象:ユダヤ人の場合(Representing the Past in Museums : The Jewish Case」に参加のために本館を訪れる。バーバラさんとは、欧米におけるユダヤ人の展示表現のの多様性についての話を長時間にわたりうかがうことができた。
インド カルナタカ州高等教育審議会からの来客
B.R.ANANTHAN インド カルナタカ州高等教育審議会 長官
副館長が対応。氏は元マイソール大学教授で、州の高等教育の最高責任者として、大学等における研究のあり方について検討を進めるため本館を訪問し、意見を交換した。
エチオピア連邦民主共和国連邦議会からの来客
Degefe Bula WAKIJERA エチオピア エチオピア連邦民主共和国連邦議会議長、連邦議会議員3名、議会典官、駐日全権大使、在東京大使館書記官など7名が、参議院国際部国際交流課の紹介で来館した。
デゲフ議長をはじめご一行は2時間にわたって本館の展示場を観覧され、我われと博物館のありかたについて議論した。帰国後、デゲフ議長はエチオピアで民族学博物館を建設する動きについて次のように述べているとの公電が外務省(参議院国際部国際交流課)から届いた。
「(本館を)訪れた小学生が国内の文化の豊かさについて学び、また観光資源として多くの外国人も訪れていたことに非常に感銘を受けた。多様な民族が共存するわが国にも同様の博物館を建設したいと考えている。」

ブリュッセル芸術センターからの来客
Jan Van ALPHEN ベルギー ブリュッセル芸術センター 学術委員会委員長
2010年10月にベルギーで開催するアセアンとユーロの政府代表者会議(ASEM)を記念して行うアジア展示の日本からの出展についての相談を受ける。
ロシア サハ共和国 人文科学研究所からの来客
Nikolay ALEKSEEVロシア 人文科学研究所(ロシア サハ共和国)所長
シベリアの少数民族の調査研究の状況などのについて話し合う。東北大学東北アジア研究センターのシンポジウムに招聘され、本館へは展示と研究活動についての調査のために来館した。

モンゴル文化財団からの来客
Ichinkhorloo LKHAGVASUREN モンゴル モンゴル文化財団 常務理事
以前本館の外国人客員研究員として滞在した経験があり、社会主義体制後のモンゴルにおける文化状況や経済格差などを話題に話し合う。
国際カナダ学会参加者の方々の来訪
Daniel BEN-NATAN イスラエル イスラエル博物館開発国際関係部門副部長,イスラエルカナダ学会会長
Stewart GILL オーストラリア クイーンズランド大学エマニュエル校校長,元オーストラリアカナダ学会長
Cornelius H.W. REMIE オランダ ラドバウド大学教授,元オランダカナダ学会会長
R.K. DHAWAN インドデリー大学教授,カナダ学会長
梁耀南 台湾 国立宜蘭大学外国語文学系副教授兼主任,元台湾カナダ学会会長
薛紹楣 台湾中国文化大学英国語文学系専任副教授,
藤田 直晴 明治大学文学部教授,日本カナダ学会会長
カナダ マッギル大学からの来客
フランス 国立人間科学研究所(CNRS)からの来客
Benoît de L'ESTOILE フランス 国立人間科学研究所(CNRS) 研究員
オセアニア研究者でニューカレドニア調査の後、本館の展示見学と調査のために訪れ、本館創設の政治・経済的な影響についての質問を受けた。「ポストコロニアル世界における私たちのミュージアムと他者のミュージアム―フランスからの眺望―」 の講演をおこなう。
カナダ文明博物館からの来客
Christine NAKAMURA カナダ カナダ大使館 参事官(広報部長)
Victor RABINOVITCH カナダ カナダ文明博物館 館長
Nicolas A. GAUVIN カナダ カナダ文明博物館 巡回展示部長
Nicholette PRINCE カナダ カナダ文明博物館 学芸員
Norman VORANO カナダ カナダ文明博物館 学芸員
特別展「自然のこえ、命のかたち―カナダ先住民の生みだす美」の展示品の一部は、カナダ文明博物館の世界巡回展の一環として、文明博物館の協力のもと、本館の主催開催であり、その開会式への参加と本館展示の視察に訪れた。
韓国外国語大学からの来客
林永尚 韓国 韓国外国語大学教授
李根英 韓国 アジア文化中心都市推進団文化殿堂運営協力チーム 専門公務員
朴美貞 韓国 アジア文化中心都市推進団文化殿堂運営協力チーム 研究員
タイ ナコン・シ・タマラート国立博物館からの来客
Anong NOOPAN タイ ナコン・シ・タマラート国立博物館 館長
Usa NGUANPHIENPHAK タイ 国立博物館事務局学芸課 学芸員
Somphot SUKABOON タイ 国立美術館 学芸員
ベトナム フエ博物館からの来客
HUYNH Dinh Ket ベトナム フエ博物館 館長
ベトナムフェ博物館の展示方針と現在の展示状況、およびベトナムの民族学的研究の現況についての情報を得ることができた。
アメリカ アシィウィ・アワン博物館文化遺産センターからの来客
Jim ENOTE アメリカ アシィウィ・アワン博物館文化遺産センター館長
本館が所蔵するアメリカ先住民、とりわけホピとズニの民族資料の調査をおこなった。
フランス人間科学研究所からの来客
Jane COBBI フランス人間科学研究所 研究員 日本プログラム責任者
かつて本館の外国人客員として滞在し、今回は日本の環境保護に関する調査におとずれた。
アムステルダム大学からの来客
Niko BESNIER オランダ アムステルダム大学 社会科学行動科学部 社会学人類学科 教授
旧来からの友人。オセアニア研究者で、とりわけポリネシアのジェンダー、インフォーマルセクター経済などの調査を行っており、在日トンガ人、特にラグビー選手の日本社会への適応についての調査のため訪日した。
アメリカスタンフォード大学人類学科からの来客
Harumi BEFU (別府春海) アメリカスタンフォード大学人類学科 教授
ベフ先生には、本館の創設以来、研究と博物館活動、とりわけ特別研究シンポジウムのアドバイザー兼パネリストとして協力していただいた。
中国中央民族大学からの来客
白振声 中国 中央民族大学985プロジェクト民族発展・民族関係問題研究中心主任,教授
他,教授2名
本館と中央民族大学とのこれまでの標本収集の協力関係、および学術協定など将来的な共同・連携研究について検討した。
中國農業博物館からの来客
唐 珂中国 中國農業博物館 館長
曹幸穗中国 中國農業博物館 學術委員會副主任


みんぱくの国際交流の一端を館長が紹介します。
by minpaku
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