国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱっく アイヌ文化にであう

 
ぱっくの種類
アイヌ文化にであう
アットゥシ〈靭皮衣(じんぴい)または樹皮衣(じゅひい)〉アットゥシ〈靭皮衣(じんぴい)または樹皮衣(じゅひい)〉
アットゥ〈靭皮衣(じんぴい)または樹皮衣(じゅひい)〉※
※アットゥは、オヒョウという木の内皮の繊維を利用して織られており、靭皮衣や樹皮衣ともよばれます。
北海道/日本

アットゥは、オヒョウという木の内皮の繊維を利用して織られています。本州などでみられる麻、シナ(級)の布に似ています。筒そでの着物で、おくみ(左右を合わせるところ)がありません。また、労働する時は帯をしめます。女性の場合は、モウと呼ばれる肌着を着てから羽織ります。

アイヌの衣服の特徴は、えりもと・すそ・そで口・背中・こし回りにあるアイヌ文様のアップリケです。
これは、服のすきまから悪霊がしのび込んでくるのを防ぐためだといわれています。背中には「目」を思わせるような文様をつけることもあります。このアップリケは、地布の上に木綿の布をおいて木綿の糸で刺しゅうしてあります。

派手な文様は男性用、地味な文様は女性用といわれていますが、とくに区別はありません。

佐々木先生からのひとこと

アイヌ語には日本語にない発音があります。アツトウの「」のように小さく表記し、読むときは軽く発音します。くわしくは『アコイタ』を見てみましょう。

これはアイヌ独特の刺しゅうですが、フランス刺しゅうでも似た技法があるので探してみよう!
アットゥシは水や風にも強いので、本州でも漁師などが使用していました。

参照資料

『アイヌ文化の基礎知識』 p.76〜97
『アイヌ刺しゅう入門』
『アイヌ民族もんよう』
『アイヌ民族:歴史と現在 小学生用』 p.8、9
『アイヌの人たちとともに』 p.22、23
『パイアンロ』 p.8
『アコイタ

モノ情報カード

アットゥ〈靭皮衣または樹皮衣〉

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