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みんぱっく ソウルスタイル―こどもの一日



a 老僧〈ノチュン〉 b 目僧〈モクチュン〉
朝鮮半島の仮面劇の起源にはいろいろな説があります。古くは朝鮮半島にあった百済国(くだらこく)から612年に日本へ伝えられたといわれる伎楽(ぎがく)を起源にする説や17世紀以降宮廷で演じられていた劇から分かれて生まれたものとする説、霊的存在と交流する儀礼(シャマニズム)から発展したという説などですが、現在残されている仮面劇は19世紀以降に形式が整ったものといわれています。おどけたり恐ろしい表情をした仮面を付けて、貴族や僧侶といった身分の高い人をこきおろす仮面劇は、人々の知恵と力が盛り込まれていると見なされています。仮面劇は正月15日や4月8日の釈迦(しゃか)の誕生日、5月5日の端午(たんご)の節句など祭りのクライマックスに演じられました。松明(たいまつ)の明かりの下、見る人と演じる人がいっしょになって夜通しその雰囲気を楽しみました。劇が終わると仮面をその場で燃やすのですが、これは仮面が吸収した災いを払うためであったようです。
世界の仮面劇の多くは神の世界をテーマにしているのに、韓国の仮面劇は人間界のことを演じているのが特徴です。
仮面は顔がゆがみ、デフォルメされています。仮面の役柄は、支配層であった両班、僧侶、そして常民ですがみな常識を逸脱した人間像に仕立てられ、風刺の対象になっています。彼らを思いきり笑いの対象に仕立てることにより、支配層へのうっぷんをはらしたのです。この仮面は、揚州別山台という、京畿道揚州に伝わる仮面劇で使われる仮面をもとに、教育用に作られた仮面です。
「季刊民族学」ファイル No.30、No.39
『韓国を知るQ&A115』 p.26
DVD「1494韓国の民衆仮面劇」
仮面







