国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

企画展・第2回みんぱく図書室所蔵貴重図書展示「貴重書にみるアイヌの文化」

アイヌの文化
→ 動画による展示紹介 5分
→wmv形式(Windows Media Playerでご覧いただけます)
→mp4形式(QuickTimeでご覧いただけます)
Get Quick Time
※ QuickTimeはこちらからインストールしていただけます。
 
※ フルバージョン映像(約18分)は図書室カウンター横の端末にてご覧いただけます。

会期/2007年9月6日(木)~25日(火)
会場/国立民族学博物館 本館展示場内
※常設展の観覧料が必要です。
※無料観覧日
9月17日(月・祝)敬老の日/自然文化園を通行される場合は入園料が必要です。
※毎週土曜日は、小学生・中学生・高校生は無料で観覧できます。
 
チラシ
みんぱく図書室は、約60万冊の図書を所蔵し教育・研究に提供していますが、これは文化人類学・民族学関係資料を収集している図書室としては日本最大規模を誇っています。図書室では一部の資料を除き、積極的に一般公開をしていますが、特に貴重な資料につきましては、未来に継承していくため閲覧に制限を設けています。
昨年より、当図書室の所蔵資料をより広く社会に活用していただくため、企画展「みんぱく図書室所蔵貴重図書展示」を通じて現物を紹介することにいたしました。
第1回「17・18世紀の博物誌」に続いて、第2回は「貴重書にみるアイヌの文化」をテーマといたしました。

当図書室のアイヌ関係資料は、民族誌を記述したものが中心で地図も含んでいます。とりわけ『夷酋列像圖』は写本ですが他の写本とは異なった様々な特徴を有しています。日本の博物館が所蔵するアイヌ資料としては、もとより充分な数ではありませんが、その少ない中でもなお、学術資料として価値あるものに限って選んでみました。
 

ツキノエ図、『夷酋列像圖』上巻』
 
ツキノエ図、『夷酋列像圖』上巻
千島アイヌの図、ゲオルギ著
 
千島アイヌの図、ゲオルギ著
『ロシア帝国に居住する諸民族の記述』
1776~1780年刊

また、今回は図書資料だけでなく、その図書の中に描かれている挿絵に該当する標本資料を同時に展示いたします。
博物館でなければできないおもしろい貴重書展示をお見せしたいと企画いたしました。
この機会にぜひ多くの方々にご観覧いただきたく思います。
 
『日本蝦夷唐太朝鮮満州一覧ノ圖』1840年刊
『日本蝦夷唐太朝鮮満州一覧ノ圖』1840年刊
 

image

《ギャラリー・トーク》

開催日時: 2007年9月17日(月・祝)敬老の日 / 無料観覧日 午後3時より
会場:国立民族学博物館 企画展示場B
テーマ:貴重書にみるアイヌの文化
話者:佐々木利和(先端人類科学研究部教授)
 
第2回みんぱく図書室所蔵貴重図書展示のみどころをたっぷりとお話します。
 
主催:国立民族学博物館