国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

月刊みんぱく

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2005年2月号

特集 ブリコラージュ

第29巻第2号通巻第329号  2005年2月15日発行

バックナンバー

目次

【1】エッセイ・おおさか
土佐堀川
庄野潤三

神奈川で暮すようになって40年になる。その前にいた東京練馬の石神井公園の麦畑のそばの家での8年を合せると50年近くなるだろう。

特集 ブリコラージュ
ブリコラージュ対論1
【●】散歩からバザール・ミュージアムへ 小山田徹 × 佐藤浩司

特別展「きのうよりワクワクしてきた。」のオープンまであとひと月。この展示のキーになっているのがブリコラージュという概念です。ある目的にむけて材料を用意するのでなく、手近の素材をもとに何ができるかを考えてみよう。

アーティスト「生意気」インタビュー
【●】ワクワク!なんでもブリコラージュ!

僕たち、今回はじめてミンパクに行ったんだけれど、WOW! ビックリ、タノシイ! 世界中のエスノロジーのグッズが集まっててサイコーね。

【●】記憶のブリコラージュ─体験記録から思い出へ
野島久雄

いまや、デジカメでたくさん写真を撮り、それをハードディスクに保存することは容易にできる。こうした技術は、わたしたちの思い出を、わたしたちの過去を豊かにしているといえるのだろうか。

【●】ありあわせの素材を当面の目的に合わせて用いること
小田亮

「ブリコラージュ」という語は、現代を代表する人類学者のレヴィ=ストロースが人類文化に普遍的な「野生の思考」を表す比喩に使ったフランス語で、英語だと「ドゥ・イット・ユアセルフ(DIY)」、…

ブリコラージュ対論2
【●】ブリコラージュ・アートの可能性 はたよしこ × 菅原和孝

世界の中でも持ち物が少ないブッシュマン。手近にある材料を使ってみごとなアートを作り上げる知的障害の人たち。そこには既成概念を超えた価値の創造があり、…

【12】みんぱくインフォメーション
友の会とミュージアム・ショップからのご案内
【14】今月のフォーカス
古来稀なるニューミュージック
広瀬浩二郎
【15】みんぱくの逸品
チベット、ポン教のマンダラとタンカ
長野泰彦
【16】手習い塾
西夏文字で名前を書く(1)
荒川慎太郎
【18】人力器械図譜10
懐中電灯
近藤雅樹
【20】生きもの博物誌
ニホンジカ─野生を失いつつある天然記念物
立澤史郎
【22】見ごろ・食べごろ人類学
甘さへの欲求が島を変えた
飯田卓
【24】学術公開フォーラム「災害の記憶
編集後記

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