国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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更新日時:2017年3月31日

相良啓子SAGARA Keiko

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専門分野

手話言語学類型論・聴覚障害児教育

各個研究

日本手話と台湾手話の歴史変化の解明:歴史社会言語学の方法論の確立に向けて

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研究の自己アピール

日本手話と台湾手話の比較を通して、両言語の様々な表現とその歴史について研究しています。台湾手話は、日本の統治時代から日本手話の影響を受けて発達してきましたが、日本手話と同じではありません。時が経つにつれて変化した表現もあれば、変化せず使われ続けてきた表現もあります。どの語彙が変化したのか、変化の具体的な内容はどのような方法で示すことができるのか、また、変化の理由としてどんなことが考えられるのか、について取り組んでいます。

メッセージ

「手話は世界共通?」と思っていらっしゃる方、ぜひ、みんぱくの言語展示を見にいらしてください。世界の様々な手話表現が展示されており、手話も地域によって全く違うことをご理解いただけると思います。世界の手話だけでなく、日本手話にも方言があり、地域によって異なる表現があります。手話版「ももたろう」を見ていただくと、各地域の手話の違いを楽しんでいただけると思います。手話版ビデオテークには、世界で使われる12の手話言語による「はらぺこあおむし」や基本単語が収められています。ぜひ、見比べてみてください。