国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2013年2月10日(日)
国際シンポジウム「樹について考える」

USTREAMによるインターネット中継あり 中継はこちら
  • 日時:2013年2月10日(日) 9:00~18:30
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
  • 日英同時通訳、日本手話通訳(日本語発表に対応)、英文同時筆記(英語発表に対応)つき
  • 対象:原則として研究関係者
  • 資料準備と会場ご案内のため、参加をご希望の方は事前登録をお願いいたします。
    • e-mail:
      k4109@minpaku.ac.jp
      名前(漢字/ローマ字)、所属、住所、電話もしくはFAX番号、メールアドレス、手話通訳および同時筆記利用の有無を明記のうえ、件名を「樹のシンポジウム参加申し込み」として送信
 

趣旨

言語の系統関係を示すために用いられる系統樹モデルには、さまざまな問題点があります。本シンポジウムでは、系統学、生物学、遺伝学等、系統関係モデルを操るさまざまな分野の専門家と一緒に、言語の系統研究において「樹」というモデルをつかう意味を再考します。

プログラム

9:00~9:10 受付
9:10~9:30 【趣旨説明】
「言語学における系統図:なぜ今、樹について考えるのか」(英語)
菊澤律子(国立民族学博物館)
Abstract 講演の映像
9:30~10:15 【言語学におけるツリーモデル】
「言語学におけるさまざまなツリー(および他の)モデル」(英語)
セーレン・ウィッチマン(マックスプランク進化人類学研究所)
Abstract 講演の映像
10:15~11:00 【遺伝学におけるツリーモデル】
「進化遺伝学における系統解析」 (日本語)
木村亮介(琉球大学亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構)
講演要旨 Abstract
11:00~11:30 休憩
11:30~12:50 【系統学】
「生物・写本・言語におけるツリーとネットワーク:系統推定論における構造モデル選択について」(日本語)
三中信宏(農業環境技術研究所/東京大学大学院農学生命科学研究科)
講演要旨 Abstract
12:50~13:45 昼食休憩
13:45~14:30 【歴史言語学】
「東アジアにおける大言語族の系統樹を見直す」(英語)
ウィーラ・オスタピラト(タイ・マヒドール大学)
Abstract
14:30~15:15 【文献学】
「死語の方言と系統樹モデル―中世イラン語東方言を例に」(日本語)
吉田豊(京都大学)
講演要旨 Abstract
15:15~15:35 休憩
15:35~16:20 【オーストロネシア諸語をめぐるケーススタディ1】
「異系統の言語を樹形図に組み込む―フィリピン・ネグリート族の言語を例に」(英語)
ローレンス・A・リード(ハワイ大学)
Abstract 講演の映像
16:20~17:05 【オーストロネシア諸語をめぐるケーススタディ2】
「樹形モデルの限界―北ヴァヌアツの言語を例に」 (英語)
シヴァ・カリヤン(ノーザンブリア大学)、アレクサンドル・フランソワ(CNRS/LACITO)
Abstract 講演の映像
17:05~17:25 休憩
17:25~18:30 ディスカッション
コメント
斎藤成也(国立遺伝学研究所/総合研究大学院大学/東京大学大学院理学系研究科)

コメントに対する回答:各発表者
ディスカッション