国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2013年10月19日(土)
岩田慶治先生追悼シンポジウム「草木虫魚と向きあう」

チラシダウンロード[PDF:3.14MB]
  • 日時:2013年10月19日(土)12:30~17:30
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
  • 一般公開(参加無料/要事前申込/定員80名)
  • 主催:国立民族学博物館・岩田慶治先生追悼シンポジウム実行委員会、日本学術振興会・2011~2015年度科学研究費補助金基盤研究(A)一般「ストリート・ウィズダムと新しいローカリティの創発に関する人類学的研究」
  • お問い合わせ:関西学院大学社会学部 関根康正研究室
    〒662-8501 兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155
    TEL(直通):0798-54-7462
 

趣旨

岩田慶治は人間の文化の外にある、文化を包みこむ世界を探し求めた稀有な人類学者です。地理学を志した若いころ、自然の側から人間をみる方法を模索したといいます。万物の美的秩序「コスモス」というフンボルトの理念、禅寺に止宿し読んだ道元の「正法眼蔵」は、氏がつねに立ち帰る学問的原風景です。
ラオスにはじまる東南アジア各地を経巡る調査行で、草木虫魚のたましいにであいます。それは文化や社会をこえて、自分からも自由になる生き方の研究になっていきました。
このシンポジウムは本年二月に逝去された岩田慶治氏の生涯をかけた思索の道筋をたどり、人類学の里程標としようとするものです。

プログラム

趣旨説明 松本博之
館長挨拶 須藤健一
第一部:東南アジアの足跡(司会:野村)
 松本博之 ラオス、パタン村再訪
 樫永真佐夫 21世紀の黒タイの村から
第二部:からだ・こころ・たましい(司会:関根) 
 野村雅一 言葉の向こうの声
 内堀基光 「カミの人類学」再読:スマンガットとアントゥ
 長谷千代子 アニミズム論再考
第三部:フィールドワークの方法と理論(司会:松本)
 関根康正 <地と柄>論再考:ケガレ論・ストリート論の土台として
 松田素二 創造人類学の衝撃:21世紀のフィールドワーク論のために
 鈴木晋介 「数」の解読:〈つながり〉のフィールドをひらく
第四部:総合討論
 
懇親会(4階)

国立民族学博物館・岩田慶治先生追悼シンポジウム実行委員

杉本良男(国立民族学博物館教授)、岸上伸啓(国立民族学博物館教授)、樫永真佐夫(国立民族学博物館准教授)、野村雅一(国立民族学博物館名誉教授)、松本博之(奈良女子大学名誉教授)、関根康正(関西学院大学教授)

参加申込方法

参加無料/要事前申込/定員80名
ご参加希望の方はe-mail、TEL、FAX、のいずれかの方法で事前にお申込みください。
お申込みの際には以下1.~3.についてお知らせください。
事前申込なしでのご参加はできません。

  1. お名前
  2. 参加希望人数
  3. 代表者の連絡先

お申込み先

岩田慶治先生追悼シンポジウム実行委員会事務局(関西学院大学社会学部 関根康正研究室)
e-mail:cte57208★kwansei.ac.jp ※★を@に置き換えて送信ください。
TEL・FAX:0798-54-7462